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嚙みあわない会話と、ある過去について
講談社 2018.6
辻村 深月
∥著
(25人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 0冊
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敷島図書館 <410966584>
貸出可 / 一般913.6タ-ノ / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811017652>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-06-511825-2
13桁ISBN
978-4-06-511825-2
書名ヨミ
カミアワナイ カイワ ト アル カコ ニ ツイテ
著者ヨミ
ツジムラ ミズキ
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
コウダンシャ
大きさ
20cm
ページ数
206p
内容
内容:ナベちゃんのヨメ パッとしない子 ママ・はは 早穂とゆかり
抄録
“男を感じさせない男友達”ナベちゃんが結婚するという。大学時代の仲間が集まった席で紹介されたナベちゃんの婚約者は、ふるまいも発言も、どこかズレていて…。「ナベちゃんのヨメ」ほか、全4作の切れ味鋭い短編を収録。
著者紹介
1980年生まれ。千葉大学教育学部卒。「ツナグ」で吉川英治文学新人賞、「鍵のない夢を見る」で直木賞、「かがみの孤城」で本屋大賞を受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
ナベちゃんのヨメ
内容書名ヨミ
ナベチャン ノ ヨメ
2
内容書名
パッとしない子
内容書名ヨミ
パット シナイ コ
3
内容書名
ママ はは
内容書名ヨミ
ママ ハハ
4
内容書名
早穂とゆかり
内容書名ヨミ
サホ ト ユカリ
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タイトルが全て
(2018/12/25)
あめんぼう/東温市立図書館
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読んでいる時にふとタイトルを見て、「あ~、そういう事か」と思った。
タイトルが全てを物語っている短編集だと思う。
4話収録。
「ナベちゃんのヨメ」
学生時代の男友達が結婚するという知らせを受ける女性。
彼はグループ内で「いい人」で通っていたが、そんな彼が結婚する相手の女性はどうも変わった人でー。
皆薄々分かっているけど、彼が恋人を欲しがっているのに、知らんぷり。
美味しい所どりで「都合のよい男友達」として彼をあつかっていたー。
だから、彼がどんな女性を選ぼうと本人が幸せなら良しとすしなければ・・・。
すごく、微妙な心理で、だけどこういうのってあるだろうと思う。
「パッとしない子」
「早穂とゆかり」
は同じような内容の話。
パッとしない教え子と再会する女教師。
変わった子と思っていた同級生と再会する記者の女性。
その再会で彼らは自分が相手にどう思われていたか知る事となる。
「ママ・はは」
独善的でマジメな母親に苦しめられた女友達の話。
彼女は成人式の時に着た着物によるあれこれの話を主人公に話して聞かせる。
読んでいて、どれが本当なんだろう?と思った。
正に会話が噛み合わない。
起きた出来事はひとつでも、それを記憶する脳はそれぞれで、自分の中でそれぞれの様相になる。
どの話も、分かりやすい悪人、善人に分かれてなくて、だからより現実的だと感じられた。
こういうのってあるよね・・・と思える話ばかり。
いじめられていた、という人たちもおかしい気がするし、主人公たちも都合の悪い事は覚えてないんだろうと思う。
本当に、繊細で、微妙な感情のズレ・・・。
言葉って難しいと思う。
言い方ひとつで同じ言葉も全然違うものになるし、それが他人から伝え聞いたものなら余計そうだと思う。
もし、こんな微妙な言葉の行き違いで恨まれるのなら・・・自分自身も同じような事はあるかもしれないと思う。
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貸出可 / 一般913.6タ-ノ / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811017652>
貸出可 / 一般小説913.6ア-ト / /YK/913.6/ツ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
タイトルが全てを物語っている短編集だと思う。
4話収録。
「ナベちゃんのヨメ」
学生時代の男友達が結婚するという知らせを受ける女性。
彼はグループ内で「いい人」で通っていたが、そんな彼が結婚する相手の女性はどうも変わった人でー。
皆薄々分かっているけど、彼が恋人を欲しがっているのに、知らんぷり。
美味しい所どりで「都合のよい男友達」として彼をあつかっていたー。
だから、彼がどんな女性を選ぼうと本人が幸せなら良しとすしなければ・・・。
すごく、微妙な心理で、だけどこういうのってあるだろうと思う。
「パッとしない子」
「早穂とゆかり」
は同じような内容の話。
パッとしない教え子と再会する女教師。
変わった子と思っていた同級生と再会する記者の女性。
その再会で彼らは自分が相手にどう思われていたか知る事となる。
「ママ・はは」
独善的でマジメな母親に苦しめられた女友達の話。
彼女は成人式の時に着た着物によるあれこれの話を主人公に話して聞かせる。
読んでいて、どれが本当なんだろう?と思った。
正に会話が噛み合わない。
起きた出来事はひとつでも、それを記憶する脳はそれぞれで、自分の中でそれぞれの様相になる。
どの話も、分かりやすい悪人、善人に分かれてなくて、だからより現実的だと感じられた。
こういうのってあるよね・・・と思える話ばかり。
いじめられていた、という人たちもおかしい気がするし、主人公たちも都合の悪い事は覚えてないんだろうと思う。
本当に、繊細で、微妙な感情のズレ・・・。
言葉って難しいと思う。
言い方ひとつで同じ言葉も全然違うものになるし、それが他人から伝え聞いたものなら余計そうだと思う。
もし、こんな微妙な言葉の行き違いで恨まれるのなら・・・自分自身も同じような事はあるかもしれないと思う。