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首の鎖
講談社 2018.5
宮西 真冬
∥著
(5人)
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竜王図書館 <1012319123>
貸出可 / 1F棚18/913.6ヒ-モリ / / /913.6/ミ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-06-221073-7
13桁ISBN
978-4-06-221073-7
書名ヨミ
クビ ノ クサリ
著者ヨミ
ミヤニシ マフユ
分類記号
913.6
価格
¥1400
出版者ヨミ
コウダンシャ
大きさ
20cm
ページ数
198p
抄録
人生のすべてを祖母と母の介護に捧げてきた40歳の瞳子と、妻の束縛と執拗なDVに悩む顕。心療内科で出会ったふたりは次第に心を通わせていくが…。交錯する思惑と噓、エスカレートする母と娘の愛憎を描いた家族サスペンス。
著者紹介
1984年山口県生まれ。「誰かが見ている」で第52回メフィスト賞を受賞しデビュー。
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自由とは
(2018/06/12)
あめんぼう/東温市立図書館
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家族ー特に母親に縛られている女性が主人公。
彼女は稼業を手伝いながら母親の介護をしているが、家族はそれを当たり前だと感謝する事もない。
彼女は学生時代の恩師と不倫関係にあり、最初は彼女のそんな境遇に理解を示してくれていたその歳の離れた元教師も彼女とそういう関係になりたくて理解しているふりをしていただけで実際は何も分かっていない。
病院の精神科にかかっている彼女はそこで一人の男性と出会う。
彼は妻から精神的、肉体的暴力を受けている男性。
やがて二人はつきあうようになる。
そんな折、彼が妻を殺したという連絡が入り、二人は妻を山中に埋めるがー。
ストーリー自体は単調だし、主人公や他の登場人物の性格などからずっと重苦しい。
客観的に言うと、面白いと思えるものでもない。
ただ、個人的に主人公の女性の気持ちが理解できるし、共感できるから読んでいる間ずっとひきつけられ、不思議な引力を感じた。
家族ー母親に縛られている、というそその彼女の境遇や生き様や性格、そんなのが「分かってる人」が描いてる、と思わせてくれた。
これを外から眺めて、親から虐待を受けてる人ってこうでしょ、という目線で書いていたとしたらここまで惹きつけられなかったと思う。
ただ、そういうのが全く分からない人が読むと「何だ、こりゃ」になるし、主人公にイライラするんだろうな・・・と思う。
「首の鎖」は家族ー母親や妻に縛られて見えない鎖で首をつながれている人の事なんだろうけど、その見えないはずの鎖が見える人がいると私は思う。
それは多分、つながれている本人もそうだし、家族もそう。
そして、何故か全く関係ない第三者でも見える人には見える。
そして、そういう人はその鎖をもってそその人を操ろうとする。
その人間は家族によく似た人だったりする。
だから、家族から肉体的に離れたからといって「自由」になる訳じゃない。
本当の「自由」は自分の心の中にあるけど、それはすごく遠いな・・・、難しいな・・・とそんな事をこの本を読んで思った。
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貸出可 / 1F棚18/913.6ヒ-モリ / / /913.6/ミ/ / 帯出可
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あめんぼう/東温市立図書館
彼女は稼業を手伝いながら母親の介護をしているが、家族はそれを当たり前だと感謝する事もない。
彼女は学生時代の恩師と不倫関係にあり、最初は彼女のそんな境遇に理解を示してくれていたその歳の離れた元教師も彼女とそういう関係になりたくて理解しているふりをしていただけで実際は何も分かっていない。
病院の精神科にかかっている彼女はそこで一人の男性と出会う。
彼は妻から精神的、肉体的暴力を受けている男性。
やがて二人はつきあうようになる。
そんな折、彼が妻を殺したという連絡が入り、二人は妻を山中に埋めるがー。
ストーリー自体は単調だし、主人公や他の登場人物の性格などからずっと重苦しい。
客観的に言うと、面白いと思えるものでもない。
ただ、個人的に主人公の女性の気持ちが理解できるし、共感できるから読んでいる間ずっとひきつけられ、不思議な引力を感じた。
家族ー母親に縛られている、というそその彼女の境遇や生き様や性格、そんなのが「分かってる人」が描いてる、と思わせてくれた。
これを外から眺めて、親から虐待を受けてる人ってこうでしょ、という目線で書いていたとしたらここまで惹きつけられなかったと思う。
ただ、そういうのが全く分からない人が読むと「何だ、こりゃ」になるし、主人公にイライラするんだろうな・・・と思う。
「首の鎖」は家族ー母親や妻に縛られて見えない鎖で首をつながれている人の事なんだろうけど、その見えないはずの鎖が見える人がいると私は思う。
それは多分、つながれている本人もそうだし、家族もそう。
そして、何故か全く関係ない第三者でも見える人には見える。
そして、そういう人はその鎖をもってそその人を操ろうとする。
その人間は家族によく似た人だったりする。
だから、家族から肉体的に離れたからといって「自由」になる訳じゃない。
本当の「自由」は自分の心の中にあるけど、それはすごく遠いな・・・、難しいな・・・とそんな事をこの本を読んで思った。