本の向こう側にいる人がこちら側に座って、一緒にお茶をしてくれるような本。
ジョジョが好きなことも分かり、同じファンとして嬉しい。知らなかったものの話も、作者の血肉の一部になってると思うと興味深い。
辻村深月のすっと染み込むような静かな文章が好き。

比較的面白く、次々読んでしまうページが多かった。
ただし、一部極端にマニアックで、
それについて知らない人にはよくわからない箇所あり。
（ジョジョの奇妙な冒険の話など）

一番嬉しかったのは、この本の著者が私の大好きな綾辻行人さんのファンであり、ペンネームの「辻」も実は綾辻さんからこっそり一文字拝借したものだという裏話。

ミステリー・ホラー系がもともと好きだという著者。
しかも綾辻さんのファンなので、他の作品も少し気になる。