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止まった時計
  • 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記
  • 講談社 2015.3
  • 松本 麗華∥著
  • (3人)
蔵書数: 2冊 貸出数: 0冊
貸出可能数: 2冊 予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012070619>
貸出可 / 2F棚11/160-199 / / /169/マ/  / 帯出可
敷島図書館 <411136153>
貸出可 / 一般100-199 / / /169/マ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-06-219480-8
13桁ISBN 978-4-06-219480-8
書名ヨミ トマッタ トケイ
副書名ヨミ アサハラ ショウコウ ノ サンジョ アーチャリー ノ シュキ
著者ヨミ マツモト リカ
分類記号 169.1
価格 ¥1400
出版者ヨミ コウダンシャ
大きさ 20cm
ページ数 294p
個人件名 松本 麗華
一般件名 オウム真理教
抄録 オウム真理教教祖・麻原彰晃の三女で「アーチャリー」と呼ばれた少女は、父母が逮捕され、ひとり教団に取り残された-。地下鉄サリン事件から20年。数奇な運命を辿った著者が、これまでの人生を明かす。
著者紹介 1983年生まれ。オウム真理教の教祖・麻原彰晃と松本知子の三女。文教大学に入学、心理学を学ぶ。心理カウンセラーの勉強を続けている。
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思慕
(2019/06/28)
falmay/池田市立図書館
凶悪犯罪者でも子供からすれば愛する父親だなと思うと心苦しさを感じた。
学校にも行けず、勉強も遅れ、もちろん小学校で習う道徳も受けられなかった。
そんな子供に罪はあるのだろうか?
世間では、被害者に謝罪してない、開き直り、反省さずと批判され、軽蔑され、社会から爪弾きにされている彼女。
彼女は、父親を信じたいと同時に、真実を知りたいと思っている。
また被害者の想像を絶する痛みを思うと軽々しく動けない、発言出来ないと立ち尽くしてしまっている。
子供だったのに罪悪感もありつつ、父親をそれでも信じたいという思慕の気持ち、
彼女は決して逃げているわけじゃなく、ずっと考えて悩んでいると感じた。
犯罪者家族だから、差別をしていいのか?
子供が罪を犯した場合、親が謝罪する事は、よく解る。
育てた責任が大なり小なりあるから。
でも罪を犯していない子供の場合は、どうだろう?
罪はないと思ってしまう。
教団に属していたから罪だというなら、子供は親を選べないし、責任はないのではないだろうか?
色々と考え込んでしまい、彼女の責任とは何なのだろうかと考えても解らない。
只々、彼女の父親への思慕を思うと心苦しさを感じた読後だった。
0人中 0人が好評価
貴重な本ですね。
(2018/06/10)
石に介たり/飯塚市立図書館
当事者にしかわからない、見えない視点はあると思う。書くのにも勇気がいったでしょうし、いろんな批評があっただろうなぁ。彼女からすれば、確かに優しいお父さんだったのかもしれない。信者だって、末端の人たちは被害者と言うしかないのかもしれない。この事件に対する答えのようなものは誰にも出せないからこそ、様々な立場、視点から見ることが必要だという点で、この本を読んで良かったと思っています。

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