先輩と黒髪の乙女の青春恋愛恋物語と、クセのある文体や変わった登場人物（この世のものではない？？）がかもし出す独特の世界観あるファンタジーもの。はじめのうちは、その独特な表現についていけず、なかなかページが進まなかった（以前有頂天家族もトライしたが数ページで断念した経緯あり）。しかし、慣れてくるとどっぷりハマってしまって後半は一気読み。先輩は黒髪の乙女とうまくいくのか？というドキドキ感以上に、黒髪の乙女や登場人物の飲みっぷりが、学生時代を思い出させ懐かしくも感じた。多くの森見作品がアニメ化されているのも、納得の作品です。本屋大賞ノミネートの「夜行」が,早く読みたくなりました.