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グラスホッパー
角川書店 2004.7
伊坂 幸太郎
∥著
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竜王図書館 <1011408554>
貸出可 / 書庫一般書 / / /913.6/イ/ / 帯出可
敷島図書館 <410611065>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/イ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-873547-0
書名ヨミ
グラスホッパー
著者ヨミ
イサカ コウタロウ
分類記号
913.6
価格
¥1500
出版者ヨミ
カドカワ ショテン
大きさ
20cm
ページ数
322p
抄録
復讐。功名心。過去の清算。それぞれの思いを抱え、男たちは走る。3人の思いが交錯したとき、運命は大きく動き始める…。クールでファニーな殺し屋たちが奏でる狂想曲。書き下ろし長編。
メディア化タイトル
グラスホッパー
著者紹介
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞を受賞。
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「むくげ」と書いて「あさがお」と読ませる
(2020/07/14)
wata8216/甲府市立図書館
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「よつば」に言われるまでもなく(よつばって誰だよw)、冷静に考えるならば「復習はなにも生まない」という結論に行き着くのはひどく当然のことではあるのだが絶望に瀕した「鈴木」は、簡単になせることでは自分の悲しみに釣り合わないとばかりに困難な術を探すあまりに復習という無理難題を果たすことで得られる救済に希望を見てしまうのだが果たして彼の復習は果たせるのか乞うご期待的なストーリーが展開するのかと思いきや、その復習はあまりに無計画で無鉄砲で、早々に頓挫する彼は「復習さえ満足にできない私」という彼の中の悲壮感に溺れてしまうのだが、彼と彼自身の内なる世界とは別に、彼を取り巻く外なる世界ではまさしく連鎖する復習が今なお展開中で、彼は大いなる復習の連鎖に巻き込まれることで起死回生の芽をつかむ、というか、彼の側にその芽が生えてきた、という感じで、果たして彼はその芽をつかんで復習の道へと復帰できるのか、そして復習を果たすことができるのか、というのが本書の読みどころであるのだが、その一方でこの物語には謎解きの要素が多いにもかかわらずに本書の構造的に読み手を迷わす仕掛けが多く、それは登場人物の名前がネコとかウサギとか覚えやすいがゆえに混同もしやすく登場人物の人間関係をうまくつかむことができないからで、でもそれはぼくが無駄に年を重ねたせいで記憶力がおぼつかなくなっているからなのかも知れないという深読みもあって、本書の側の問題ではない可能性も否定できずにぼく自身にがっかりしているのだが、ともかく途中から謎解きは諦め、彼の復習の行く末を見届けるつもりをページをこなしてみれば不思議に、ぼくの側が気持ちを切り替えたことがよかったのかも知れないが、物語はテンポ良く進み始め、彼の、というか、彼を巻き込んだ復習の連鎖は大いなる復習によって終結するのだが、復習の連鎖に巻き込まれただけの彼は当然のごとく自身の復習を果たせたという実感は持てず、かといって悲壮感に溺れていたころのような不健康さは全くなく、冷静さを取り戻せた彼は彼らしいやり方で彼自身の悲しみにけりをつける、という結末であって、本書の面白さをあえて言えば、誰かのことを思い出すということはその誰かがしたことや言ったことを思い出すということであって、忘れ去れらることを恐れた妻のことを彼がいつまでも覚えていたその理由は忘れ去られることを恐れていた彼女のその言動であって、この皮肉な感じが本書に通底する切実さであって、しかもその恐れる彼女が言った「ブライアン・ジョーンズがストーンズのメンバーだったなんてさ、誰も覚えていないって。そんな証拠はないんだって」という言葉が形を変えて槿の気持ちを揺さぶるというところもまた切実さの現れ方として悪くないと思うし、復習の連鎖とはつまり思いの連鎖と言うことであれば、彼女の思いはちゃんと連なっているんだなと、そんなところも面白かったのです。
ブライアンに関する記述:P126、P201、P275、P295
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他の伊坂作品も読みたくなる
(2016/04/24)
やまかっちゃん/西尾市立図書館
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映画をみてから読んでみた。伊坂氏の作品はあまり手に取らないが、登場人物の個性が面白く、一気に読んだ。少し前にみた「陽気なギャングが地球をまわす」も伊坂作品と知り、一流のエンターテイメントを作り出せる作家だと思った。「鈴木」「蝉」「鯨」の三人の別々のストーリーが最後にまとまっていく展開は、さすがです。最近、読書にはまっているので昔の作品も読んでみようと思う。
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(c) 甲斐市立図書館
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敷島図書館 <410611065>
貸出可 / 一般913.6ア-コ / / /913.6/イ/ / 帯出可
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wata8216/甲府市立図書館
ブライアンに関する記述:P126、P201、P275、P295
やまかっちゃん/西尾市立図書館