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黒牢城
Arioka Citadel case
KADOKAWA 2021.6
米澤 穂信
∥著
(39人)
蔵書数: 4冊
貸出数: 1冊
貸出可能数: 3冊
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竜王図書館 <1012435382>
貸出可 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
竜王図書館 <1012460778>
貸出中 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
敷島図書館 <411208572>
貸出可 / 一般913.6マ-913.9 / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
双葉図書館 <2811294012>
貸出可 / 一般小説913.6ナ-913.9 / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-111393-6
13桁ISBN
978-4-04-111393-6
書名ヨミ
コクロウジョウ
副書名ヨミ
アリオカ シタデル ケース
副書名原綴
Arioka Citadel case
著者ヨミ
ヨネザワ ホノブ
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
カドカワ
大きさ
20cm
ページ数
445p
内容
内容:因 雪夜灯籠 花影手柄 遠雷念仏 落日孤影 果
抄録
織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠もった荒木村重は難事件に翻弄される。村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか-。『カドブンノベル』他掲載に加筆修正。
著者紹介
1978年岐阜県生まれ。「氷菓」で第5回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞、「満願」で山本周五郎賞を受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
因
内容書名ヨミ
イン
2
内容書名
雪夜灯籠
内容書名ヨミ
ユキヨ ドウロウ
3
内容書名
花影手柄
内容書名ヨミ
ハナカゲ テガラ
4
内容書名
遠雷念仏
内容書名ヨミ
エンライ ネンブツ
5
内容書名
落日孤影
内容書名ヨミ
ラクジツ コエイ
6
内容書名
果
内容書名ヨミ
カ
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歴史小説にして推理小説の秀作
(2022/01/07)
しゅうちゃん/甲斐市立図書館
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織田信長に臣従し、信頼をえながらも、謀反を起こした荒木村重。同じような謀反人・松永久秀とともに、風流を理解する人物でもあり、「利休十哲」の一人とされている。その村重は、自らの居城・有岡城で1年にわたって籠城を続けた。他が潔く自決、もしくは切腹の最後となるのと異なり、荒木は、籠城をともにしてきた家臣や側室を見捨てて逃亡というあるまじき対応を選択。その後、本能寺の変後は秀吉につかえ、商人の妻を娶り、茶の湯三昧の生活を送った。しかし、秀吉から疎まれると、再び、妻と家を棄て、仏僧となって寺院に入った。その生き方たるや極めて稀有。
その荒木村重は、籠城の際、織田側の使者としてやってきた黒田官兵衛を地下牢に1年間幽閉した。通常は、使者を切って態度を明らかにするはずも、なぜか生かし続けた。また黒田官兵衛も、キリシタンゆえか生き続け、その後、秀吉を助け、秀吉におそれながら、筑前福岡藩の祖となった。
この戦国時代でも特異な生き方をした二人、その二人には籠城中、どういうやりとりがあったのか。二人の姿を、籠城中の怪事件の発生とその謎解き解決の物語として描く。
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4人中 4人が好評価
荒木村重の思考を浮彫に!
(2021/07/09)
るなくん/網走市立図書館
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鉄壁を誇る有岡城に籠城する荒木村重の心情描写が
痛いほど感じる。
織田信長に反旗を翻したが、有岡城で様々な問題が起き
村重を悩ませる。
心を打ち明けれるのは、地下牢に幽閉した黒田官兵衛只ひとり。
官兵衛が手掛かりを与え、村重が重孝し行動していく。
戦国時代の漢たちの、重き想いが交錯。
心理戦に勝つのだれか。と読みふけった。
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何重もの推理が重なる。官兵衛最後の詭計は?
(2023/02/25)
1080magic/北斗市立図書館
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2倍3倍楽しめた。歴史小説として、信長に叛旗を翻した摂津有岡城主荒木村重、籠城戦で先の見えない中での家臣団の疑心暗鬼の気持ち、そこで起こる怪事件。城主村重の心理がよく描かれている。次に使者として訪れそのまま地下の土牢に閉じ込められた黒田官兵衛が、村重の持て余した怪事件を話を聞くだけで解き明かす謎解き推理物としての側面。さすが話題作の名に恥じない。最後に官兵衛が村重に仕掛けた詭計は・・
誤植? P439 村重は宿へ → これは官兵衛でないか
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「おぬしならば、この曲事を解ける」
(2023/12/16)
図書館のL/恵庭市立図書館
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天正6年冬ー荒木摂津守(村重)様ご謀反!
織田家より黒田官兵衛が使者として遣わされるも、彼は土牢に幽閉される……。
主だった支城が、攻略され、また裏切る家臣も現れ、またたく間に、四面楚歌となった有岡城。
しかし、村重を悩ませていたのは、信長の攻撃もさることながら、城内で起きる不可解な難事件の数々だった…。
村重は、事件解決のために、彼を頼ったー。
米澤穂信が描く、戦国時代の「安楽椅子探偵」登場!!
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人が城
(2023/05/28)
あめんぼう/東温市立図書館
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物語の舞台は、戦国時代の有岡城。
その城の城主、村重は織田信長と敵対しており、籠城戦をしている最中。
その有岡城を黒田官兵衛が訪れ、降伏を勧めるが、その官兵衛を村重は殺さず幽閉する。
官兵衛を牢に閉じ込めて以来、有岡城では奇怪な出来事が三件起きる。
最初の出来事は、殺さぬと決めていた人質が何者かに殺された事件。
人質は矢により射抜かれていたが、矢はどこにも無い。
二つ目の事件は夜討ちをかけ討ち取った首がすげ替えられた事件。
そして、三つ目は、降伏の口利きを頼んだ僧が殺され、彼に渡していた家宝が持ち去られる事件。
その全てを解き明かすのが牢にいる官兵衛。
官兵衛は村重から事の次第を聞いて、それだけで事件の真相を解き明かす。
しかし、それを分かりやすく伝えない。
それらしい事をちらっと言う。
それだけで賢い村重は全容を察する。
これは本当にあった事なのか。
私は歴史に全く興味が無く疎いので分からない。
でも、事実あったとしても、創作が加わっている事は確かだと思う。
そして、こんな事を創作できるなんて・・・と作者の頭の良さに感服した。
城は人だという言葉があると思うけど、正にこの物語を読んで私が思ったのはその一言。
以前観た映画「300ースリーハンドレッド」だったかな?それを思い出した。
あれもほんの些細な事から有利だった戦況が逆転した。
城、城主から心が離れた家臣や民では城は守れない。
いくら城自体が堅牢でも脆い。
外でなく、内から壊れていく。
また、武士の心得のようなものもこの小説を読んで感じ取る事が出来た。
それは最近の時代劇では見られないものだと思う。
面白い発想、構想の話だけど、私は普段歴史小説を読まないので、とにかく読みづらかった。
だけど、私のような者向けに文章を読みやすく平易にしてしまうと良さがなくなっていたと思う。
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荒木村重の物語
(2022/11/13)
ドラゴン/島本町立図書館
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織田信長を裏切った武将として松永久秀を描いた小説があったが、こんどは同じく荒木村重の物語である。
籠城した城内でおきた事件の謎解きを村重がしてゆく。謎解きに窮した村重は地下の土牢に閉じ込めた黒田官兵衛に会いにゆくが、官兵衛が村重の話のみで謎を解いてゆくのは無理を感じさせる。
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題名が読み終わってからわかった。
(2023/07/25)
カミムラトシオ/飯能市立図書館
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元信長の武将荒木政重が立て籠る有岡城に起こる3つの出来事と、囚われの黒田官兵衛が仕掛ける口述の罠。戦国の世の無残。いつの世も犠牲になるのは名もなき庶民。神も仏も一時の方便。死することでしか行かれぬ浄土、極楽とは。
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(c) 甲斐市立図書館
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竜王図書館 <1012460778>
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敷島図書館 <411208572>
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貸出可 / 一般小説913.6ナ-913.9 / / /913.6/ヨ/ / 帯出可
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しゅうちゃん/甲斐市立図書館
その荒木村重は、籠城の際、織田側の使者としてやってきた黒田官兵衛を地下牢に1年間幽閉した。通常は、使者を切って態度を明らかにするはずも、なぜか生かし続けた。また黒田官兵衛も、キリシタンゆえか生き続け、その後、秀吉を助け、秀吉におそれながら、筑前福岡藩の祖となった。
この戦国時代でも特異な生き方をした二人、その二人には籠城中、どういうやりとりがあったのか。二人の姿を、籠城中の怪事件の発生とその謎解き解決の物語として描く。
るなくん/網走市立図書館
痛いほど感じる。
織田信長に反旗を翻したが、有岡城で様々な問題が起き
村重を悩ませる。
心を打ち明けれるのは、地下牢に幽閉した黒田官兵衛只ひとり。
官兵衛が手掛かりを与え、村重が重孝し行動していく。
戦国時代の漢たちの、重き想いが交錯。
心理戦に勝つのだれか。と読みふけった。
1080magic/北斗市立図書館
誤植? P439 村重は宿へ → これは官兵衛でないか
図書館のL/恵庭市立図書館
織田家より黒田官兵衛が使者として遣わされるも、彼は土牢に幽閉される……。
主だった支城が、攻略され、また裏切る家臣も現れ、またたく間に、四面楚歌となった有岡城。
しかし、村重を悩ませていたのは、信長の攻撃もさることながら、城内で起きる不可解な難事件の数々だった…。
村重は、事件解決のために、彼を頼ったー。
米澤穂信が描く、戦国時代の「安楽椅子探偵」登場!!
あめんぼう/東温市立図書館
その城の城主、村重は織田信長と敵対しており、籠城戦をしている最中。
その有岡城を黒田官兵衛が訪れ、降伏を勧めるが、その官兵衛を村重は殺さず幽閉する。
官兵衛を牢に閉じ込めて以来、有岡城では奇怪な出来事が三件起きる。
最初の出来事は、殺さぬと決めていた人質が何者かに殺された事件。
人質は矢により射抜かれていたが、矢はどこにも無い。
二つ目の事件は夜討ちをかけ討ち取った首がすげ替えられた事件。
そして、三つ目は、降伏の口利きを頼んだ僧が殺され、彼に渡していた家宝が持ち去られる事件。
その全てを解き明かすのが牢にいる官兵衛。
官兵衛は村重から事の次第を聞いて、それだけで事件の真相を解き明かす。
しかし、それを分かりやすく伝えない。
それらしい事をちらっと言う。
それだけで賢い村重は全容を察する。
これは本当にあった事なのか。
私は歴史に全く興味が無く疎いので分からない。
でも、事実あったとしても、創作が加わっている事は確かだと思う。
そして、こんな事を創作できるなんて・・・と作者の頭の良さに感服した。
城は人だという言葉があると思うけど、正にこの物語を読んで私が思ったのはその一言。
以前観た映画「300ースリーハンドレッド」だったかな?それを思い出した。
あれもほんの些細な事から有利だった戦況が逆転した。
城、城主から心が離れた家臣や民では城は守れない。
いくら城自体が堅牢でも脆い。
外でなく、内から壊れていく。
また、武士の心得のようなものもこの小説を読んで感じ取る事が出来た。
それは最近の時代劇では見られないものだと思う。
面白い発想、構想の話だけど、私は普段歴史小説を読まないので、とにかく読みづらかった。
だけど、私のような者向けに文章を読みやすく平易にしてしまうと良さがなくなっていたと思う。
ドラゴン/島本町立図書館
籠城した城内でおきた事件の謎解きを村重がしてゆく。謎解きに窮した村重は地下の土牢に閉じ込めた黒田官兵衛に会いにゆくが、官兵衛が村重の話のみで謎を解いてゆくのは無理を感じさせる。
カミムラトシオ/飯能市立図書館