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チョウセンアサガオの咲く夏
KADOKAWA 2022.4
柚月 裕子
∥著
(27人)
蔵書数: 2冊
貸出数: 2冊
貸出可能数: 0冊
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竜王図書館 <1012466627>
貸出中 / 1F棚19/913.6モロ914.6カ / / /913.6/ユ/ / 帯出可
敷島図書館 <411217581>
貸出中 / 一般913.6マ-913.9 / / /913.6/ユ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-111247-2
13桁ISBN
978-4-04-111247-2
書名ヨミ
チョウセンアサガオ ノ サク ナツ
著者ヨミ
ユズキ ユウコ
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
カドカワ
大きさ
20cm
ページ数
234p
内容
内容:チョウセンアサガオの咲く夏 泣き虫の鈴 サクラ・サクラ お薬増やしておきますね 初孫 原稿取り 愛しのルナ 泣く猫 影にそう 黙れおそ松 ヒーロー
抄録
ミステリー、ホラー、サスペンス、時代、ユーモアなど、デビュー以降の短編をまとめた、柚月裕子の初オムニバス短編集。表題作をはじめ「サクラ・サクラ」、佐方貞人シリーズスピンオフ「ヒーロー」などを収録。
著者紹介
1968年生まれ。岩手県出身。「臨床真理」で「このミステリーがすごい!」大賞、「検事の本懐」で大藪春彦賞、「孤狼の血」で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。
内容細目・詳細
1
内容書名
チョウセンアサガオの咲く夏
内容書名ヨミ
チョウセンアサガオ ノ サク ナツ
2
内容書名
泣き虫の鈴
内容書名ヨミ
ナキミス ノ スズ
3
内容書名
サクラ サクラ
内容書名ヨミ
サクラ サクラ
4
内容書名
お薬増やしておきますね
内容書名ヨミ
オクスリ フヤシテ オキマスネ
5
内容書名
初孫
内容書名ヨミ
ハツマゴ
6
内容書名
原稿取り
内容書名ヨミ
ゲンコウトリ
7
内容書名
愛しのルナ
内容書名ヨミ
イトシ ノ ルナ
8
内容書名
泣く猫
内容書名ヨミ
ナク ネコ
9
内容書名
影にそう
内容書名ヨミ
カゲ ニ ソウ
10
内容書名
黙れおそ松
内容書名ヨミ
ダマレ オソマツ
11
内容書名
ヒーロー
内容書名ヨミ
ヒーロー
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11の短編集
(2022/05/10)
るなくん/網走市立図書館
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「ぞわっ!」「ホロっと!」「えー!?」「ほんわか・・」
各短編はどれも面白く。各々で長編になりそうな内容だった。
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薄いけど厚い本
(2023/05/11)
あめんぼう/東温市立図書館
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11話からなる短編集。
最初の話がちょっと恐い雰囲気の話だったので、全てそんな感じかと思ったら次の話は感動的な話。
そして、不思議な話、皮肉な話と様々な印象の話がつまった短編集。
「チョウセンアサガオの咲く夏」
認知症の母親の介護をずっと続けている孝行娘の裏の顔。
「泣き虫の鈴」
奉公に出され、そこで虐められてつらい思いをしている泣き虫の丁稚が、瞽女の少女との出会いにより強く生まれ変わる話。
「サクラ・サクラ」
太平洋戦争時のパラオの現地人と日本兵の感動的な話。
「お薬増やしておきますね」
自分を精神科医と勘違いしている患者と精神科医のやりとり。
「初孫」
子供が欲しいと願う夫婦に待望の子供が生まれたが、夫はその子供が自分の子供ではないと疑問をもち、DNA鑑定を依頼する。その結果は・・・。
「原稿取り」
作者から預かった原稿を電車で盗まれた編集者の話。
「愛しのルナ」
ルナという美しい猫を育てている女性はその姿をネットで公開している。そこで賞賛のコメントを浴びた彼女はー。
「泣く猫」
自分を捨てた母親の葬式をとりおこなう女性。
淋しい葬式に訪れたのは同僚だったというホステスの女性一人。
「影にそう」
2話目に登場した瞽女の少女の話。
「黙れおそ松」
漫画おそ松さんが登場。
長男、おそ松が神様になりたいという願い。
神様はおそ松がこれから何があってもしゃべらなければ願いを叶えると言う。
「ヒーロー」
恩師の葬式で再会した高校時代同じ柔道部だった三人。
その内の一人は将来有望な柔道の選手で今は警察官だと言う。
でも、会話の中で検察事務官の主人公はそれが嘘だと気づく。
それほど厚みのない本に11話もの話が収録されているので、どれもそれほど長い話ではない。
短いものだと数ページで終わる。
そうなると、あっさり流したように書かれたものが多い印象だけど、この本はそんな事はなかった。
どの話も芯が通ってると感じた。
芯というのは作者のきちんとした考え方に基づいた話というか・・・。
短いものなのに考えさせられたり、小さな感動があったり、構成の素晴らしさにうなったり・・・。
個人的には2話目の「泣き虫の鈴」が良かった。
「泣く猫」も何とも言えない余韻がある。
まるで短いドラマを見ているようで、本当にこのままドラマに出来ると思う。
最後の「ヒーロー」はなるほど、そういう考え方もあるか・・・と思った。
こういう場合、真相を分からないままにするのが大人の対応を思うけれど、そうでない、本当に相手の今後の人生を思うのなら・・・と。
この短編集は薄いし話はどれも短いけれど、内容は浅薄でなく厚みがあると思う。
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るなくん/網走市立図書館
各短編はどれも面白く。各々で長編になりそうな内容だった。
あめんぼう/東温市立図書館
最初の話がちょっと恐い雰囲気の話だったので、全てそんな感じかと思ったら次の話は感動的な話。
そして、不思議な話、皮肉な話と様々な印象の話がつまった短編集。
「チョウセンアサガオの咲く夏」
認知症の母親の介護をずっと続けている孝行娘の裏の顔。
「泣き虫の鈴」
奉公に出され、そこで虐められてつらい思いをしている泣き虫の丁稚が、瞽女の少女との出会いにより強く生まれ変わる話。
「サクラ・サクラ」
太平洋戦争時のパラオの現地人と日本兵の感動的な話。
「お薬増やしておきますね」
自分を精神科医と勘違いしている患者と精神科医のやりとり。
「初孫」
子供が欲しいと願う夫婦に待望の子供が生まれたが、夫はその子供が自分の子供ではないと疑問をもち、DNA鑑定を依頼する。その結果は・・・。
「原稿取り」
作者から預かった原稿を電車で盗まれた編集者の話。
「愛しのルナ」
ルナという美しい猫を育てている女性はその姿をネットで公開している。そこで賞賛のコメントを浴びた彼女はー。
「泣く猫」
自分を捨てた母親の葬式をとりおこなう女性。
淋しい葬式に訪れたのは同僚だったというホステスの女性一人。
「影にそう」
2話目に登場した瞽女の少女の話。
「黙れおそ松」
漫画おそ松さんが登場。
長男、おそ松が神様になりたいという願い。
神様はおそ松がこれから何があってもしゃべらなければ願いを叶えると言う。
「ヒーロー」
恩師の葬式で再会した高校時代同じ柔道部だった三人。
その内の一人は将来有望な柔道の選手で今は警察官だと言う。
でも、会話の中で検察事務官の主人公はそれが嘘だと気づく。
それほど厚みのない本に11話もの話が収録されているので、どれもそれほど長い話ではない。
短いものだと数ページで終わる。
そうなると、あっさり流したように書かれたものが多い印象だけど、この本はそんな事はなかった。
どの話も芯が通ってると感じた。
芯というのは作者のきちんとした考え方に基づいた話というか・・・。
短いものなのに考えさせられたり、小さな感動があったり、構成の素晴らしさにうなったり・・・。
個人的には2話目の「泣き虫の鈴」が良かった。
「泣く猫」も何とも言えない余韻がある。
まるで短いドラマを見ているようで、本当にこのままドラマに出来ると思う。
最後の「ヒーロー」はなるほど、そういう考え方もあるか・・・と思った。
こういう場合、真相を分からないままにするのが大人の対応を思うけれど、そうでない、本当に相手の今後の人生を思うのなら・・・と。
この短編集は薄いし話はどれも短いけれど、内容は浅薄でなく厚みがあると思う。