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滅びの園
幽BOOKS
KADOKAWA 2018.5
恒川 光太郎
∥著
(5人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012320527>
貸出可 / 1F棚17/913.6チ-ハ / / /913.6/ツ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-106432-0
13桁ISBN
978-4-04-106432-0
書名ヨミ
ホロビ ノ ソノ
著者ヨミ
ツネカワ コウタロウ
叢書名ヨミ
ユウ ブックス
分類記号
913.6
価格
¥1600
出版者ヨミ
カドカワ
大きさ
20cm
ページ数
314p
抄録
突如天空に現れた<未知なるもの>、地上に増殖しつづける不定形生物・プーニー。災害対策本部が結成されるが、大規模火災が起こり…。混迷を極める世界を救うのは? 『幽』掲載に加筆・訂正し書き下ろしを加えて単行本化。
著者紹介
1973年東京都生まれ。「夜市」で日本ホラー小説大賞、「金色機械」で日本推理作家協会賞を受賞。ほかの著書に「南の子供が夜いくところ」など。
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哲学的
(2018/06/12)
あめんぼう/東温市立図書館
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ブーニーという謎の生命体に支配されつつある地球。
この話はそのブーニーに知らず知らずの内にとりこまれ、その中で生活するようになった男性やブーニーを退治しに行く者、ブーニーに家族を殺された人、ブーニーの中に入り、核を壊そうとする人々の物語。
こうやって書くと、まるっきり現実味のない話で、書きようによっては荒唐無稽で陳腐な話になってしまう。
だけど、この本は冒頭部、ブーニーの中に入ってしまった男が「いつの間にか」自然ととりこまれていたように、読んでいる私もすんなりとこの世界観に入り、陳腐だと読んでいて思うこともなかった。
どころか、読んでいて何となく哲学的な要素を感じた。
ブーニーの中は意外にも過ごしやすい。
山に行けば金塊やら宝石がころがっていて、それを売ればお金になる。
だから特に働かなくてもいいけれど、人々が働いているのは役割のため。
だというのや、
ブーニーの中にいると魔物が時折現れて悪さをするけれど、それはブーニーを退治しようとする地球人だったりする。
・・・というのは読んでいて考えさせられる。
どちらが悪というのは、その人の立場によって変わるんだな・・・と思うし、単純に、お金のために働くのじゃなく役割のために働く、というのはどういうのだろう?と考えさせられる。
何だかんだと自分の中で思考を巡らしつつ読んでいるとあっという間に読み終えてしまった。
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あめんぼう/東温市立図書館
この話はそのブーニーに知らず知らずの内にとりこまれ、その中で生活するようになった男性やブーニーを退治しに行く者、ブーニーに家族を殺された人、ブーニーの中に入り、核を壊そうとする人々の物語。
こうやって書くと、まるっきり現実味のない話で、書きようによっては荒唐無稽で陳腐な話になってしまう。
だけど、この本は冒頭部、ブーニーの中に入ってしまった男が「いつの間にか」自然ととりこまれていたように、読んでいる私もすんなりとこの世界観に入り、陳腐だと読んでいて思うこともなかった。
どころか、読んでいて何となく哲学的な要素を感じた。
ブーニーの中は意外にも過ごしやすい。
山に行けば金塊やら宝石がころがっていて、それを売ればお金になる。
だから特に働かなくてもいいけれど、人々が働いているのは役割のため。
だというのや、
ブーニーの中にいると魔物が時折現れて悪さをするけれど、それはブーニーを退治しようとする地球人だったりする。
・・・というのは読んでいて考えさせられる。
どちらが悪というのは、その人の立場によって変わるんだな・・・と思うし、単純に、お金のために働くのじゃなく役割のために働く、というのはどういうのだろう?と考えさせられる。
何だかんだと自分の中で思考を巡らしつつ読んでいるとあっという間に読み終えてしまった。