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インドクリスタル
KADOKAWA 2014.12
篠田 節子
∥著
(6人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
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竜王図書館 <1012051627>
貸出可 / 1F棚16/913.6サ-タ / / /913.6/シ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-04-101352-6
13桁ISBN
978-4-04-101352-6
書名ヨミ
インド クリスタル
著者ヨミ
シノダ セツコ
分類記号
913.6
価格
¥1900
出版者ヨミ
カドカワ
大きさ
20cm
ページ数
541p
抄録
人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴いた藤岡。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく…。『小説野性時代』連載を単行本化。
著者紹介
1955年東京生まれ。「絹の変容」で小説すばる新人賞、「女たちのジハード」で直木賞、「仮想儀礼」で柴田錬三郎賞を受賞。
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単なる企業小説ではない
(2016/08/19)
やまかっちゃん/西尾市立図書館
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篠田作品 初読みです。二段組み500ページを超える大作で読み応え充分。中小企業の経営者藤岡が、インドで取り組んだ水晶事業の初めから破たんにいたるまでの話。読むにつれ、インドという国や文化・現状について、恐れに近い感情がつのっていく。どこまで、本当のことなのかはわからないが、これが現実なのだろう。単なる企業小説ではなく、インドの闇を考えさせられる本です。個人的には、インドという国は受け入れられないと感じました。
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マグマ
(2019/10/04)
あめんぼう/東温市立図書館
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主人公は自社製品の開発に必要なクリスタルを買い求めるためインドを訪れた男性。
そこで彼は良質なクリスタルとロサという少女と出会う。
ロサはインドの有力者の家で下働き兼娼婦として働いていた。
彼女が相当な知能の持ち主で優秀な少女だと見抜いた主人公は彼女をそこから救い出し、教育の場を与える。
一方、クリスタルの買い付けでは思いもしないような出来事が次々と起こり難航する。
これを読むと相当綿密な取材と膨大な資料により、インドという国を理解したのだろうという事が分かる。
それを伝えたいという作者の熱意が伝わってきた。
ものすごいボリューム。
だけど、二段書きの文章は私にとってあまりにも長すぎた。
特に、途中のインドでの取引についてのあれこれ。
相当過酷な土地で、こういう人たちとビジネスで渡り合うのは骨が折れる所じゃないな・・・というのは分かったものの、読んでいてここまで細かく書かなくても・・・と退屈だった。
ロサという少女は人間爆弾にしたてられたり、売春婦にされたり、幼い時から相当に過酷な人生を生き抜いてきたカリスマ性のある少女・・・だけど、した事を考えるとどうしても好きにはなれない。
私がこの本を読んで救いを感じたのは、何にも感情を動かさない彼女が主人公の事を人間的に好きだったのだろうという事。
主人公の男性が良識的で人間的に好ましい人間だというのも救われた。
インドではカースト制度という厳しい身分制度があり、底辺の人々は人間扱いされない。
特に女性は。
その辺が詳しく書かれており、そういう人たちは生まれてからそうだから諦めてたり、傷つかないのか、というとそうじゃないんだって伝わった。
彼らは普段何も思ってないように過ごしているけど、その中にはマグマのように猛烈な怒りの炎が燃えている。
きっかけがあればいつ爆発するか分からないようなものを抱えている。
だからこそ人間なんだって、そして、それが生んだ後半の出来事なのだと思った。
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そこで彼は良質なクリスタルとロサという少女と出会う。
ロサはインドの有力者の家で下働き兼娼婦として働いていた。
彼女が相当な知能の持ち主で優秀な少女だと見抜いた主人公は彼女をそこから救い出し、教育の場を与える。
一方、クリスタルの買い付けでは思いもしないような出来事が次々と起こり難航する。
これを読むと相当綿密な取材と膨大な資料により、インドという国を理解したのだろうという事が分かる。
それを伝えたいという作者の熱意が伝わってきた。
ものすごいボリューム。
だけど、二段書きの文章は私にとってあまりにも長すぎた。
特に、途中のインドでの取引についてのあれこれ。
相当過酷な土地で、こういう人たちとビジネスで渡り合うのは骨が折れる所じゃないな・・・というのは分かったものの、読んでいてここまで細かく書かなくても・・・と退屈だった。
ロサという少女は人間爆弾にしたてられたり、売春婦にされたり、幼い時から相当に過酷な人生を生き抜いてきたカリスマ性のある少女・・・だけど、した事を考えるとどうしても好きにはなれない。
私がこの本を読んで救いを感じたのは、何にも感情を動かさない彼女が主人公の事を人間的に好きだったのだろうという事。
主人公の男性が良識的で人間的に好ましい人間だというのも救われた。
インドではカースト制度という厳しい身分制度があり、底辺の人々は人間扱いされない。
特に女性は。
その辺が詳しく書かれており、そういう人たちは生まれてからそうだから諦めてたり、傷つかないのか、というとそうじゃないんだって伝わった。
彼らは普段何も思ってないように過ごしているけど、その中にはマグマのように猛烈な怒りの炎が燃えている。
きっかけがあればいつ爆発するか分からないようなものを抱えている。
だからこそ人間なんだって、そして、それが生んだ後半の出来事なのだと思った。