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パスタでたどるイタリア史
岩波ジュニア新書
699
岩波書店 2011.11
池上 俊一
∥著
(1人)
蔵書数: 5冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 5冊
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竜王図書館 <1020892533>
貸出可 / 2F棚2/YA文庫ノベルズ / /S/383/イ/YA / 帯出可
竜王図書館 <1020892640>
貸出可 / 書庫児童書 / /S/383/イ/ / 帯出可
敷島図書館 <420441420>
貸出可 / ヤングアダルトコーナー / /S/383/イ/YA / 帯出可
双葉図書館 <2820447445>
貸出可 / ジュニア新書 / /S/383/イ/ / 帯出可
双葉図書館 <2820447460>
貸出可 / 閉架書庫 / /S/383/イ/YA / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-00-500699-1
13桁ISBN
978-4-00-500699-1
書名ヨミ
パスタ デ タドル イタリアシ
著者ヨミ
イケガミ シュンイチ
叢書名ヨミ
イワナミ ジュニア シンショ
分類記号
383.837
価格
¥980
出版者ヨミ
イワナミ ショテン
大きさ
18cm
ページ数
7,228p 図版16p
一般件名
パスタ
一般件名
イタリア 歴史
学習件名
イタリア
学習件名ヨミ
イタリア
学習件名
パスタ
学習件名ヨミ
パスタ
学習件名
ヨーロッパの歴史
学習件名ヨミ
ヨーロッパ ノ レキシ
抄録
麵にもソースにもイタリアの歴史と人々の夢がぎっしり! 日本でも身近になったイタリアの国民食パスタがその故郷でどのように生まれ、育っていったのかを、2000年以上におよぶ歴史をたどりながら紹介する。
児童内容紹介
地域色の強いイタリアで、パスタという国民食は、いつ、どのように成立したのでしょう。古代ローマのパスタの原型から、アラブ人が伝えた乾燥パスタ、大航海時代の舶来種トマト、国家統一に一役買った料理書まで、パスタをたどりながら、イタリアの歴史を紹介します。
著者紹介
1956年愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は西洋中世・ルネサンス史。著書に「ロマネスク世界論」「ヨーロッパ中世の宗教運動」「シエナ」など。
目次
はじめに 日本のパスタ事情
大人気メニュー・パスタ/日本のパスタ・ことはじめ/戦後のアメリカ式スパゲッティ/つけあわせのスパゲッティとマカロニ/ファミレスとスパゲッティ専門店の広まり/国民食へ/日本の麵文化とパスタ/パスタの故郷イタリア
第1章 麵が水と出会うまで
パスタ大国・イタリア/パスタの種類と定義/小麦の歴史/ギリシャ人が伝えたパンとオリーブ/古代ローマの「パスタ」/ゲルマン民族の侵入/ゲルマン民族の食文化とパスタの衰退/パスタの復活と誕生/北イタリアの生パスタ/アラブ人のもたらした乾燥パスタ/シチリアの文化と風/ジェノヴァから地中海へ/教皇と皇帝の対立が生んだ自治都市/コムーネの発達と食文化/ナポリのマッケローニ生産/パスタ・ギルドの誕生/多様化するパスタ/中世イタリア人はアルデンテが嫌い?
第2章 文明交流とパスタのソース
昔のパスタはどんな味?/チーズたっぷり、中世のパスタ/大航海時代の到来とスペイン・ポルトガルの台頭/乗り遅れたイタリア/スペイン支配下のナポリと新食材/唐辛子の登場/甘いパスタと砂糖/トマトとの出会い/カボチャとパスタ/トウモロコシとジャガイモ/ソバ/収奪される南イタリア/野菜食いからパスタ食いへ/ナポリの胃袋を満たす栄養食/技術革新とプルチネッラ/トマトソースの誕生/地域ごとのソース
中世農民の暮らし/日常食の雑穀/パスタの原型「ミネストラ」/大食らいノッドの小話/パスタの食事作法/クッカーニャの国/『デカメロン』のパスタ天国/エリートたちの貢献/宮廷とルネサンス/どこの国でも似たような料理/マルティーノ、スカッピ、ラティーニのレシピ/高貴な詰め物パスタ/つけあわせとコース/演出する料理/飢え・疫病との闘い/バロック、光と陰の時代
第3章 貧者の夢とエリートの洗練
第4章 地方の名物パスタと国家形成
特別料理としてのパスタ/パスタの形と名前/南北料理の特色/カンパニリズモの代表選手/[コラム・イタリア各州名物パスタ]/地方料理の成立/統一国家の成立と地方の名物パスタ/他国の餌食となるイタリア/ナポレオンの登場/リソルジメントへの流れ/イタリアの統一と国民意識/「イタリア料理の父」アルトゥージ/料理を通じた国家統一/ブルジョワの台頭と新しい食文化/料理の「平等」とレシピによる「言語教育」/国民食と地方料理
第5章 母と子の思い
母乳としてのパスタ/料理の担い手としての女性/料理上手が結婚の条件/美しいパスタを作り出す女性職人の手/マンマの味、パスタ/カッペッレッティのミネストラ/カトリックの女性像/ブルジョワの規範/ファシズム体制下での女性の役割/パスタと女性
第6章 パスタの敵対者たち
一九世紀末の庶民の食事/貧しい農民たちの近代/パスタを遠ざけた一九世紀の貧困/ファシズムが変えた食文化/パスタの敵対者の登場/貧困とアメリカ移民/イタリア人差別/非難された移民の食生活/ヨーロッパに広まるアメリカ神話/戦後復興とアメリカ/未来派宣言/打倒パスタ!/進む肉消費/自然から遠のく食事/女性の社会進出とパスタ
スパゲッティ食い=イタリア人/パスタとイタリア史/地中海式食事/スローフードとしてのパスタ
おわりに 歴史の中のパスタ
あとがき
イタリア年表
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ある意味、本の題名に偽りあり(笑)
(2014/07/26)
背教者ユリアヌス/池田市立図書館
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まず、この本は筆者の溢れるパスタ愛とパスタの歴史を楽しむ本です。イタリア史はその上でどうしても必要なことをしぶしぶ叙述しているという感じ。その意味で、イタリア史を学びたいのならこの本ではあっさりしすぎです。
ただ、第1次世界大戦の後のアメリカへの憧れから、食のアメリカ化や、パスタを食べると馬鹿になる的な誤ったキャンペーンが学者や「未来派」のマリネッティに代表されるような有識者から始まったという点は、かつての日本でもあったことで、他人事とも思えませんでした。
口絵写真も豊富で、各地のオリジナルパスタの紹介も力を入れておられ、食文化史の本としては手軽で本格的な良い本だと思います。
あと、この本を読むと間違いなくパスタが食べたくなります。
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大人気メニュー・パスタ/日本のパスタ・ことはじめ/戦後のアメリカ式スパゲッティ/つけあわせのスパゲッティとマカロニ/ファミレスとスパゲッティ専門店の広まり/国民食へ/日本の麵文化とパスタ/パスタの故郷イタリア
第1章 麵が水と出会うまで
パスタ大国・イタリア/パスタの種類と定義/小麦の歴史/ギリシャ人が伝えたパンとオリーブ/古代ローマの「パスタ」/ゲルマン民族の侵入/ゲルマン民族の食文化とパスタの衰退/パスタの復活と誕生/北イタリアの生パスタ/アラブ人のもたらした乾燥パスタ/シチリアの文化と風/ジェノヴァから地中海へ/教皇と皇帝の対立が生んだ自治都市/コムーネの発達と食文化/ナポリのマッケローニ生産/パスタ・ギルドの誕生/多様化するパスタ/中世イタリア人はアルデンテが嫌い?
第2章 文明交流とパスタのソース
昔のパスタはどんな味?/チーズたっぷり、中世のパスタ/大航海時代の到来とスペイン・ポルトガルの台頭/乗り遅れたイタリア/スペイン支配下のナポリと新食材/唐辛子の登場/甘いパスタと砂糖/トマトとの出会い/カボチャとパスタ/トウモロコシとジャガイモ/ソバ/収奪される南イタリア/野菜食いからパスタ食いへ/ナポリの胃袋を満たす栄養食/技術革新とプルチネッラ/トマトソースの誕生/地域ごとのソース
中世農民の暮らし/日常食の雑穀/パスタの原型「ミネストラ」/大食らいノッドの小話/パスタの食事作法/クッカーニャの国/『デカメロン』のパスタ天国/エリートたちの貢献/宮廷とルネサンス/どこの国でも似たような料理/マルティーノ、スカッピ、ラティーニのレシピ/高貴な詰め物パスタ/つけあわせとコース/演出する料理/飢え・疫病との闘い/バロック、光と陰の時代
第3章 貧者の夢とエリートの洗練
第4章 地方の名物パスタと国家形成
特別料理としてのパスタ/パスタの形と名前/南北料理の特色/カンパニリズモの代表選手/[コラム・イタリア各州名物パスタ]/地方料理の成立/統一国家の成立と地方の名物パスタ/他国の餌食となるイタリア/ナポレオンの登場/リソルジメントへの流れ/イタリアの統一と国民意識/「イタリア料理の父」アルトゥージ/料理を通じた国家統一/ブルジョワの台頭と新しい食文化/料理の「平等」とレシピによる「言語教育」/国民食と地方料理
第5章 母と子の思い
母乳としてのパスタ/料理の担い手としての女性/料理上手が結婚の条件/美しいパスタを作り出す女性職人の手/マンマの味、パスタ/カッペッレッティのミネストラ/カトリックの女性像/ブルジョワの規範/ファシズム体制下での女性の役割/パスタと女性
第6章 パスタの敵対者たち
一九世紀末の庶民の食事/貧しい農民たちの近代/パスタを遠ざけた一九世紀の貧困/ファシズムが変えた食文化/パスタの敵対者の登場/貧困とアメリカ移民/イタリア人差別/非難された移民の食生活/ヨーロッパに広まるアメリカ神話/戦後復興とアメリカ/未来派宣言/打倒パスタ!/進む肉消費/自然から遠のく食事/女性の社会進出とパスタ
スパゲッティ食い=イタリア人/パスタとイタリア史/地中海式食事/スローフードとしてのパスタ
おわりに 歴史の中のパスタ
あとがき
イタリア年表
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背教者ユリアヌス/池田市立図書館
ただ、第1次世界大戦の後のアメリカへの憧れから、食のアメリカ化や、パスタを食べると馬鹿になる的な誤ったキャンペーンが学者や「未来派」のマリネッティに代表されるような有識者から始まったという点は、かつての日本でもあったことで、他人事とも思えませんでした。
口絵写真も豊富で、各地のオリジナルパスタの紹介も力を入れておられ、食文化史の本としては手軽で本格的な良い本だと思います。
あと、この本を読むと間違いなくパスタが食べたくなります。