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給食の歴史
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竜王図書館 <1012338974>
貸出可 / 2F棚8/新書 / /S/374/フ/  / 帯出可
詳細情報
ISBN 4-00-431748-7
13桁ISBN 978-4-00-431748-7
書名ヨミ キュウショク ノ レキシ
著者ヨミ フジハラ タツシ
叢書名ヨミ イワナミ シンショ シンアカバン
分類記号 374.94
価格 ¥880
出版者ヨミ イワナミ ショテン
大きさ 18cm
ページ数 13,268,17p
一般件名 学校給食 歴史
抄録 学校の給食は、子どもの味覚に対する権力行使ともいえる側面と、未来へ命をつなぎ新しい教育を模索する側面とを持つ。貧困、災害、運動、教育、世界という5つの視角から知られざる歴史に迫り、今後の可能性を探る。
著者紹介 1976年北海道生まれ。島根県出身。京都大学人間・環境学研究科中途退学。同大学人文科学研究所准教授。専門は農業史。著書に「ナチスのキッチン」「カブラの冬」など。
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夏・冬休みも給食が必要だ
(2018/12/29)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
p.248に埼玉県越谷市の「夏休みの学童保育室への給食提供」が紹介されている。学童保育室へ夏休みには、コンビニのパンやインスタント麺を持ってくる児童が多く、この惨状を改善したいと市長選挙の争点の一つとなったとのこと。事前申し込みで前払い、保護者は一食260円を負担する。

子どもの相対的貧困率が、数年前から16%だと言われるようになり昨年からは11%へと改善されているとの報告も散見される。全国平均、県全体平均の統計上の数値で議論している限り、政策課題は見えてこない。『行政資料集』(甲斐市立図書館)で甲斐市の2008年から2018年までの就学援助の実情を確認すると、
①市全体では、援助率が年々10%台で推移している。
②しかし、中学では、Ⓐ校が15%以上で2013年から2015年の三年間は20%以上となっ 
 た。全国上位の援助率で、この中学の傘下の小学校も援助率が15%以上で推移して
 いることから、このエリアの地域構造の反映ととらえることができそうだ。
③援助対象者がⒶ校と同数のⒷ校は、生徒数は500人台でⒶ校より150人以上は多い。率
 では少なくみえるが実数は多い。
④就学援助の対象が600名以上で、保護者が共働き等で昼食を必要としている子どもを
 加えると、越谷市と同じような取り組みが求められていることがみえてくる。

 フードバンクや子ども食堂等の民間の善意に、行政が本来おこなうべき課題を肩代わりさせているかに見える。
 六千人を超える甲斐市の小学生・中学生すべてに、栄養バランスのとれた食事を提供する。その具体化が、夏・冬休みも給食を提供することだ。
 中央市の取り組みを湯浅誠氏が訪問し紹介しているが、教育長、校長の問題意識からしたら、夏休み中の給食が実施できそうにみえる。なお、湯浅誠は『反貧困』(竜王図書館)でも、中央市の取り組みを紹介されている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20160923-00062341/

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