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明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ
岩波新書 新赤版
1627
岩波書店 2016.11
高橋 源一郎
∥編
(3人)
蔵書数: 1冊
貸出数: 0冊
貸出可能数: 1冊
予約件数: 0件
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竜王図書館 <1012256341>
貸出可 / 書庫一般書 / /S/019/ヨ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-00-431627-5
13桁ISBN
978-4-00-431627-5
書名ヨミ
ヨンジャイナヨ
副書名ヨミ
メイジ ガクイン ダイガク コクサイ ガクブ タカハシ ゲンイチロウ ゼミ デ イワナミ シンショ オ ヨム
著者ヨミ
タカハシ ゲンイチロウ
叢書名ヨミ
イワナミ シンショ シンアカバン
分類記号
019.2
価格
¥980
出版者ヨミ
イワナミ ショテン
大きさ
18cm
ページ数
2,345,26,5p
一般件名
読書指導
一般件名
岩波新書
抄録
稀代の読み手・高橋源一郎が、ゼミの学生と岩波新書をトコトン読んだ2年間の記録。新書執筆陣の鷲田清一、長谷部恭男、伊藤比呂美を交え、真剣勝負の対話を重ねる中から、いまどきの学生の等身大の不安や希望も見えてくる。
著者紹介
1951年広島県生まれ。横浜国立大学経済学部除籍。作家。明治学院大学国際学部教授。「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞、「日本文学盛衰史」で伊藤整文学賞受賞。
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大観は「戦争という空気」をつくりだし、旗を振った
(2019/02/25)
ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
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源一郎様
先日の竜王図書館での講演、ありがとうございました。
本来ならばその場で質問すべきでしたが、人前で立ち話すことが苦手なためこんな形で質問させていただきます。
昨年2018年06月24日NHK日曜美術館が横山大観を特集し、源一郎様はゲストとして出演されました。番組が大観研究者にインタビューにして「大観が戦争に関わる経過は支持できない(云々)」をうけて、「当時戦争は空気のようなものだったし、、、から」と引き受けて、戦争責任の追及の要なしとされました。このような大観像はなにを根拠に判断されたのでしょうか。
このような大観像は、まちがいです。
大観は、戦争それ自体を進めることを政策基調とする時局に乗り、自作の売上金を戦闘機製造費用として献納しています。臨戦に対応すべく美術界の新体制の確立にむけた議論では、大観による『日本美術体制の提案』へは八本の論稿が現れ、主導的な役割を果たしました。そして、1943年5月日本美術報国会の設立とともに会長に就任しています。大観は美術界を臨戦態勢へ導いたのです。この導きに依り「戦争画」制作に赴いた「その他大勢の画家」たちとは、大観は戦争責任において決定的なちがいがあります。
大観は「目先が効き」時局に乗る一方、対米英との開戦を迎え「今後空爆がある」として、居宅を移動しています。さらに、敗戦後、GHQを「ゲイシャと自身の作品」で接待し、「国外追放」等の責任追及を逃れています。これに比して、西洋画の藤田嗣治は国外追放されています。
以上をふまえると、大観の戦争責任追及へのこだわりは、是とすべきです。
昨年から文芸誌で「てんのうへいか」の連載を、始められています。
平成天皇の退位と伴走し連載を進めるのは、なにかと気をおつかいのことと思います。山梨県生まれの深沢七郎の先行事例もあり、注目しております。
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ゲンゴロウ/甲斐市立図書館
先日の竜王図書館での講演、ありがとうございました。
本来ならばその場で質問すべきでしたが、人前で立ち話すことが苦手なためこんな形で質問させていただきます。
昨年2018年06月24日NHK日曜美術館が横山大観を特集し、源一郎様はゲストとして出演されました。番組が大観研究者にインタビューにして「大観が戦争に関わる経過は支持できない(云々)」をうけて、「当時戦争は空気のようなものだったし、、、から」と引き受けて、戦争責任の追及の要なしとされました。このような大観像はなにを根拠に判断されたのでしょうか。
このような大観像は、まちがいです。
大観は、戦争それ自体を進めることを政策基調とする時局に乗り、自作の売上金を戦闘機製造費用として献納しています。臨戦に対応すべく美術界の新体制の確立にむけた議論では、大観による『日本美術体制の提案』へは八本の論稿が現れ、主導的な役割を果たしました。そして、1943年5月日本美術報国会の設立とともに会長に就任しています。大観は美術界を臨戦態勢へ導いたのです。この導きに依り「戦争画」制作に赴いた「その他大勢の画家」たちとは、大観は戦争責任において決定的なちがいがあります。
大観は「目先が効き」時局に乗る一方、対米英との開戦を迎え「今後空爆がある」として、居宅を移動しています。さらに、敗戦後、GHQを「ゲイシャと自身の作品」で接待し、「国外追放」等の責任追及を逃れています。これに比して、西洋画の藤田嗣治は国外追放されています。
以上をふまえると、大観の戦争責任追及へのこだわりは、是とすべきです。
昨年から文芸誌で「てんのうへいか」の連載を、始められています。
平成天皇の退位と伴走し連載を進めるのは、なにかと気をおつかいのことと思います。山梨県生まれの深沢七郎の先行事例もあり、注目しております。