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リニア新幹線が不可能な7つの理由
岩波ブックレット
No.975
岩波書店 2017.10
樫田 秀樹
∥著
(1人)
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貸出数: 0冊
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竜王図書館 <1012295406>
貸出可 / 1F棚9/500-534 / / /516/カ/ / 帯出可
詳細情報
ISBN
4-00-270975-8
13桁ISBN
978-4-00-270975-8
書名ヨミ
リニア シンカンセン ガ フカノウ ナ ナナツ ノ リユウ
著者ヨミ
カシダ ヒデキ
叢書名ヨミ
イワナミ ブックレット
分類記号
516.86
価格
¥520
出版者ヨミ
イワナミ ショテン
大きさ
21cm
ページ数
63p
一般件名
リニアモーターカー
抄録
事業費10兆円を超す巨大事業、リニア中央新幹線。だが、解決のつかない多くの問題が、工事の前に横たわっている。リニア問題を追及してきたジャーナリストが、現場に足を運んでつぶさに検証し、7つの課題として論じる。
著者紹介
1959年北海道生まれ。岩手大学卒業。ジャーナリスト。取材やNGOのスタッフとしての活動でアジア・アフリカ各地に赴く。著書に「“悪夢の超特急”リニア中央新幹線」「自爆営業」など。
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「リニア新幹線の工事→営業にはかなりの無理がある」ということが語られている
(2018/04/23)
中務光人/池田市立図書館
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著者は 1959年生。北海道出身のフリージャーナリスト。
建設とその後の継続性に対するいくつかの疑問が提示されている。
第1期の東京-名古屋間 286km のうち 86%(246km) がトンネル又は地下走行になる予定であるが、トンネル工事に伴う問題として、(1)膨大な残土の置場 (2)水脈を断ち切ることによる河川の水量の低下(山梨県でのリニア実験施設では、深刻な事態も生じている) (3)残土にウラン鉱床が混じた場合の処置(一部地域に限ったことではあるが) 等があり、営業開始後は、トンネル内での偶発的に事故に適切に対処できるのか。といった問題がある。その他、当然のことながら一部の住民に立ち退きが強要されてしまう。また通常の新幹線の約3倍と言われている電力消費の問題、医学的にはよくわかっていない磁界による乗客・周辺住民に対する健康被害、 などもある。
他方、長所としては、(1)東京-大阪間の二重系化 (2)高速 (3)東海道新幹線の能力不足への対処 などが挙げられているが、いずれも説得力に乏しいということが語られている。採算性について 2013年、当時の JR東海の社長自らが会見で「採算はとれない」と述べている。
本の随所に、計画段階から「JR東海の沿線住民に対する姿勢」がとても不誠実であることが語られている。書かれていることが本当なら JR東海というのはとんでもない会社ということになる。
私はこのことに関する本を読むのは初めてで、全てが真実なのか判断できませんが、このような批判本にありがちな、一面的・偏狭な見方も感じられず、信憑性はかなりあるのではないかと思っています。
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建設とその後の継続性に対するいくつかの疑問が提示されている。
第1期の東京-名古屋間 286km のうち 86%(246km) がトンネル又は地下走行になる予定であるが、トンネル工事に伴う問題として、(1)膨大な残土の置場 (2)水脈を断ち切ることによる河川の水量の低下(山梨県でのリニア実験施設では、深刻な事態も生じている) (3)残土にウラン鉱床が混じた場合の処置(一部地域に限ったことではあるが) 等があり、営業開始後は、トンネル内での偶発的に事故に適切に対処できるのか。といった問題がある。その他、当然のことながら一部の住民に立ち退きが強要されてしまう。また通常の新幹線の約3倍と言われている電力消費の問題、医学的にはよくわかっていない磁界による乗客・周辺住民に対する健康被害、 などもある。
他方、長所としては、(1)東京-大阪間の二重系化 (2)高速 (3)東海道新幹線の能力不足への対処 などが挙げられているが、いずれも説得力に乏しいということが語られている。採算性について 2013年、当時の JR東海の社長自らが会見で「採算はとれない」と述べている。
本の随所に、計画段階から「JR東海の沿線住民に対する姿勢」がとても不誠実であることが語られている。書かれていることが本当なら JR東海というのはとんでもない会社ということになる。
私はこのことに関する本を読むのは初めてで、全てが真実なのか判断できませんが、このような批判本にありがちな、一面的・偏狭な見方も感じられず、信憑性はかなりあるのではないかと思っています。