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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (608件)
るなくんさんの投稿レビュー/網走市立図書館
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(16人)
171. 縁切り上等!
離婚弁護士松岡紬の事件ファイル 新川 帆立‖著
新潮社 2023.6
るなくん さんの評価:
縁切り寺の娘、紬は敏腕離婚弁護士。
離婚に伴って、女性が不利益で泣き寝入りしないよう、
財産・親権を守るため奮闘する。
安心して暮らせる明るい未来のために縁を切ることは、誰にとっても上等手段。
いいね、悪縁をばっさり切る手腕はスカッとする。
鎌倉にある蔵の事務所の風情に、立ち寄りコーヒーを飲みたい(笑)
縁切り寺の娘、紬は敏腕離婚弁護士。離婚に伴って、女性が不利益で泣き寝入りしないよ...
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図書
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(13人)
172. 夜果つるところ
恩田 陸‖著
集英社 2023.6
るなくん さんの評価:
「鈍色幻視行」で語られる本「夜果つるところ」
作中の私は三人の母と共に暮らす「堕月荘」での生活を、私の目から描かれている。
死人が見える幼い私は、自分の生い立ちや年齢さえ曖昧で、大人ばかりの不思議で
特殊な環境は壮絶。
恩田ワールド大好きな読者(もちろん読んでいる私も含む)には嵌まる一冊。
前作となった本の原型であり、二冊で一冊であると思う。
「鈍色幻視行」で語られる本「夜果つるところ」作中の私は三人の母と共に暮らす「堕月...
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(5人)
173. 彼女はそこにいる
織守 きょうや‖著
KADOKAWA 2023.6
るなくん さんの評価:
第1話「あの子はついていない」
第2話「その家には何もない」
第3話「そこにはいない」
の三篇の構成で綴られる一軒家での出来事なのだが、
ご多望にもれず生きている人間が一番怖いと思わされる、いわくつきの家での
エピソード。
読んでいて、最初は興味深く、だんだんラストがみえ、ちょっとそうきたか・・
そんな印象の本でした。
第1話「あの子はついていない」第2話「その家には何もない」第3話「そこにはいない...
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(21人)
174. 鈍色幻視行
恩田 陸‖著
集英社 2023.5
るなくん さんの評価:
いわくつきの小説「夜果つるところ」の解明が、小説家梢を軸に
関係者の談話形式で章立て展開される。
客船の中、ある意味密室状態の濃密な空間で語られる筆者飯合梓とは何者なのか・・
不可解な出来事、登場人物が語る本に対する思いが交差し鈍色染まる。
梢の推理の大円団はどこに着地するのかと、653ページを只管追い求めたのだが
幻視的結末に真実は解明させたのか・・
次作、「夜は果つるところ」に期待。
いわくつきの小説「夜果つるところ」の解明が、小説家梢を軸に関係者の談話形式で章立...
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(13人)
175. 隠居おてだま
西條 奈加‖著
KADOKAWA 2023.5
るなくん さんの評価:
優雅な隠居生活お送るはずだった徳兵衛さんは
孫、千代太の優しさからくる拾い癖に翻弄され、娘、お楽の奔放な生活に頭を痛め
しっかり者の妻にちょっと嫉妬したり、毎日は何かと忙しい。
家族や仕事に充実した日々の中、徳兵衛さんの頑固な性分から意外な展開へと進む。
徳兵衛さん、素直になって良き人生の続きを謳歌するよう祈ってます。
優雅な隠居生活お送るはずだった徳兵衛さんは孫、千代太の優しさからくる拾い癖に翻弄...
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図書
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(33人)
176. 墨のゆらめき
三浦 しをん‖著
新潮社 2023.5
るなくん さんの評価:
人に話かけられやすい体質の独身ホテルマン続力(つづき・ちから)が主人公。
ホテルに登録している一人の筆耕士遠田に仕事の依頼、そこから個人的な親しい間柄になる。
二人の関係が押しつけ感がなく、ほっこり穏やかだ。
遠田の過去にちょっと驚かされるが、チカラは彼が書く墨のゆらぎに本物の人柄を見出す。
猫のカネコさんが、この本のいいアクセントになっている。
読み終わっても心持ちとてもいい。
人に話かけられやすい体質の独身ホテルマン続力(つづき・ちから)が主人公。ホテルに...
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(13人)
177. 数学の女王
伏尾 美紀‖著
講談社 2023.1
るなくん さんの評価:
博士号を持つ、女性刑事沢村依理子が挑む今回は
札幌、厚別区にできた新設大学の学長を狙った爆破事件。
学長桐生真はなぜ狙われたのか。
その真相に迫る捜査がが始まり、依理子の洞察力で、暴かれていく真実。
学会という狭い社会の権力は甚大で、強いストレスとプレッシャーの中での研究。
博士号を持つ依理子、そして自殺した元婚約者。既視感のなか凛とした姿勢で
事件の紐解くする過程が、とても興味深く、天才の孤独感と認めてもらえぬ孤独感
に心痛。
博士号を持つ、女性刑事沢村依理子が挑む今回は札幌、厚別区にできた新設大学の学長を...
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(2人)
178. 屑の結晶
光文社 2022.10
まさきとしか
るなくん さんの評価:
元交際相手とビル清掃スタッフの二人を殺害した通称「クズ男」小野宮楠生。
その楠生に酔心し愛情とお金をつぎ込む吉沢。
依頼を受けた弁護士は、この事件に腑に落ちない違和感を持つ。
そしてその違和感から、丁寧な下調べが始まる。
楠生のくずぶり、女たらしぶり、人の心に染み込込まされる嘘の優しさの
人生基盤を推理しながら読み、そして事件の真相の行方を追った。
この作家特有の小説感が面白かった。
元交際相手とビル清掃スタッフの二人を殺害した通称「クズ男」小野宮楠生。その楠生に...
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(7人)
179. 文豪、社長になる
門井 慶喜‖著
文藝春秋 2023.3
るなくん さんの評価:
文藝春秋社の創立者、菊池寛氏の豪快で雑で人情味ある人生の物語。
本作の菊池寛の魅力にはまり、読み入った。
直木三十五のペンネームの由来や、彼の人なりを知り興味深かったし
芥川龍之介の繊細さ、名を残す文豪たちの若かりし頃のエピソードもたくさん盛り込まれて
おり、とても面白かった。
現在まで続く、文藝春秋社の100年歴史にふさわしい内容だった。
補足として、親友二人の名を冠にした芥川賞・直木賞がこれからも輝く小説家の希望であり続けるよう願う。
文藝春秋社の創立者、菊池寛氏の豪快で雑で人情味ある人生の物語。本作の菊池寛の魅力...
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(12人)
180. ぼんぼん彩句
宮部 みゆき‖著
角川文化振興財団 KADOKAWA(発売) 2023.4
るなくん さんの評価:
俳句を基本にした短編集。
のっけから、美しい表紙で暖かい内容かと思いきや・・・不穏。
ホラー・SF・家族間の不興音などぽんぽんといろんなジャンルが続き、
読み手を飽きさせない。
俳句を基本にした短編集。のっけから、美しい表紙で暖かい内容かと思いきや・・・不穏...
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