トップ
甲斐市立図書館
ログアウト
ログイン
レビュー一覧 (5件)
ねこねさんの投稿レビュー/和泉市立図書館
投稿順
評価順
貸出不可(未所蔵)
(1人)
1. 転生令嬢のブライダルプランは少々破天荒につき
KADOKAWA 2020.4
夏樹りょう
ねこね さんの評価:
全体的に物足りない。
異世界転生要素は「結婚式を知っている」に尽きる。
ただ、異世界での理由付けに色々伝承などを調べてそれらしく振舞っているので、いっそ異世界転生要素がない方が一つずつの積み上げ、努力という感じで面白かったかもしれない。
結婚式を再現していく様子は面白い。
世界に適応できるよう工夫をしたり、貴族ということで恋愛結婚でなくとも式を挙げることで幸福の手伝いをする、という考えは好き。
ただ、最初の一回以外はダイジェスト結婚式と言わんばかりのスピードで終わるので物足りない。
恋愛要素はほぼなし。
あくまでもビジネスパートナーという感じで私は好きだけど、ソリが合わなかった二人が惹かれ合い……というのが好きな人だとガッカリするかもしれない。
文章やストーリーは悪くないけど、どうせならもっとガッツリ結婚式を作り上げていく様子を細かに見たかった。
全体的に物足りない。異世界転生要素は「結婚式を知っている」に尽きる。ただ、異世界...
図書
貸出可能
(13人)
2. 東京ロンダリング
原田 ひ香‖著
集英社 2011.7
ねこね さんの評価:
ドラマ未見で読みました。
思ってたよりも文章量が少なく、あまり時間をかけることなく読み切ることができました。
ただ、ロンダリングというタイトルや煽り文から「ロンダリングを通してかつて住んでいた人、周囲の人の人間模様を深堀する」話なのかと思っていたのが、正直ロンダリング要素はオマケかな、という感じで残念。
離婚して居場所のない女が適当にパート暮らしをしている、という設定でも特に問題がない展開です。勿論、ロンダリングをしている設定なのでそこに関わる部分もありますし、「ロンダリングが東京には必要」というような言葉が何度も出てきますが、そこをテーマにするには焦点がずれてるイメージがあります。
無気力系主人公に感情移入もできず、周囲との人間模様も然程深堀されることなくちょっとしたトラブルと優しさ程度。日常模様を読みたい人は楽しめるかもしれないけど、ロンダリング要素に惹かれるとガッカリするかと思います。
ドラマ未見で読みました。思ってたよりも文章量が少なく、あまり時間をかけることなく...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
3. 転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!
星雲社 2019.11
志野田みかん
ねこね さんの評価:
転生ものであるが「乙女ゲーの世界に」という系統ではなく、主人公にこの世界の未来に関する知識は一切含まれていない。
今まで「ユリアンヌ」として生きてきた記憶があるだけ。
全てを知っているからこそ行動するのではなく、常識的な考えから「このままではまずいだろう」と尽力する主人公の姿はとても好ましいものがある。
登場人物に悪役らしい悪役がおらず、精々が過保護が行き過ぎた親馬鹿くらいのもので、こちらも主人公の機転やそれによる環境の変化によってコミカルなキャラクターとして受け入れることができた。
起承転結もしっかりとしており、王道故のまとまったストーリーだった。
この一冊で全てが完結し、文量もそれなりにあり楽しむことができた。
転生ものであるが「乙女ゲーの世界に」という系統ではなく、主人公にこの世界の未来に...
図書
貸出可能
(1人)
4. 百発百中
狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ 司城 志朗‖著 矢作 俊彦‖著
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2010.9
ねこね さんの評価:
任侠サスペンスを期待して読むと少し期待外れかもしれない。
経営破綻した老人ホームの入居者と共に、万引きなどの悪事を働く場面はあるもののそう多くはない。また、事情が事情なだけに同情心が沸いてしまい、アウトローを楽しむという気持ちにはなりにくい。
主人公達のツテでアウトロー寄りの人物も出てくるが、あくまでも「寄り」で小悪党とも言えない。
しかし、それらがこの作品をつまらなくしている、ということではない。
ストーリーに大きな波は感じられないが、王道にまっとうに起承転結が進んでいく。その中で登場人物の人脈やスキルが生かされ、時にはアウトローな知識が発揮されていく。勧善懲悪ではないが、巨悪にチクチクと差し込んでいく様は見てて愉快だ。
登場人物達も酷い状況下であるにも関わらずどこかコミカルで読みやすい。また、老人ホームを中心として物語が進んでいくため登場人物が多いものの、細かな描写が挟まれることで「ああ、あの人か」と思えた。
任侠サスペンスを期待して読むと少し期待外れかもしれない。経営破綻した老人ホームの...
貸出不可(未所蔵)
(2人)
5. 自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
星雲社 2017.5
しき 八美☆わん
ねこね さんの評価:
「観察記録」というタイトルの通り、転生者である悪役令嬢視点ではなく、攻略対象にあたる冷静沈着無感情系王子視点で話が進んでいく。
世界に興味を持てなかった王子が悪役令嬢との関わりによって心を動かし始める、という王道ストーリー。
ただ、一巻で幼少~学生まで急速に話が進んでいくので、じわじわ惹かれていく過程を楽しむには不向き。
登場人物に関しても、悪役令嬢と王子以外の人物は、わかりやすく設定や属性を付与されているだけのオマケ、といった風で、物語に関わるもののちょっと格のあるモブといったほうが正しいほどに存在感が薄い。
王子に対する宰相の態度やメイドの在り方など、世界観やキャラ設定もふわっとしている。
悪役令嬢なヒロインは一生懸命頑張っていて可愛らしいものの、アホの子が過ぎるのも気になるところ。
王子と出会ってすぐに「私は悪役令嬢で~」などとバラしてしまう、周囲の恋愛模様含め空気が今一つ読めていない、自身の行動による変化に疎いなど、様子も含めて全般的に「転生前は小学生だったのかな?」という雰囲気。
正ヒロイン(転生者)も傲慢が過ぎるというかアホすぎるというか。ざまぁ系を狙っているにしても、不快感の方向性が違っていてスッキリしない。
私はなろう系に連なるこの類の小説も好きだけど、もう少し世界観や人物観をしっかり組み立ててほしいので続きは読まない。
個人的にハーレムものが好きではないので、この作品は悪役令嬢が一途に王子を想っているところは好感が沸いた。
文章が全体的に軽いところや、物語の進みが早い、キャラクターの属性さえ把握していれば思い入れがなくても読めるなど、頭を空っぽにしてさっくり楽しみたい! というならば向いている。
また、あくまでもギャグ小説として読むのならば上記のアホの子っぷりや早すぎる物語の進みも受け入れられる。王子のツッコミもあり、それなりに楽しめるかと。
「観察記録」というタイトルの通り、転生者である悪役令嬢視点ではなく、攻略対象にあ...
1
(c) 甲斐市立図書館
戻る
カレンダー
お知らせ
マイページ
貸出不可(未所蔵)
(1人)
夏樹りょう
貸出可能
(13人)
集英社 2011.7
貸出不可(未所蔵)
(1人)
志野田みかん
貸出可能
(1人)
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2010.9
貸出不可(未所蔵)
(2人)
しき 八美☆わん