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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (4件)
sato sioさんの投稿レビュー/和泉市立図書館
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図書
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1. 短くて恐ろしいフィルの時代
ジョージ ソーンダーズ‖著 岸本 佐知子‖訳
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2011.12
sato sio さんの評価:
どこかの国で起こっているような政治の寓話。コミカルで読みやすいですが、現実でもこういうことあるようなぁ、と思うと怖くなる。それとは別に、翻訳がおもしろくて、使ってみたくなるフレーズが楽しい。あとがきが作品をより深く味わえる文章で、ずっと心に残るものになると思います。そして、誰でもどんなきっかけでも、人と争う芽があることを教えてくれる作品でした。
どこかの国で起こっているような政治の寓話。コミカルで読みやすいですが、現実でもこ...
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(1人)
2. 週末カミング
柴崎 友香‖著
角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2012.11
sato sio さんの評価:
8編の短編集。この中の作品で、大晦日に必ず読むのが『ハッピーでニュー』。31歳の独身女性が年末に風邪を引き、年末年始を実家で過ごせず一人暮らしのマンションで寝込むことになったところに、それほど仲良くもない、悪いわけでもない会社の先輩女性から『泊まらせてほしい』と連絡があり……。体調の悪さと今まで気づかなかったマンションの年末年始の静けさ、テレビ番組のお祭り騒ぎも遠くの世界に思えてしまう。他の短編も柴崎友香が描く、日常の歪みを焦点に当てた作品が味わえます。
8編の短編集。この中の作品で、大晦日に必ず読むのが『ハッピーでニュー』。31歳の...
貸出不可(未所蔵)
(1人)
3. 旅する小舟
求龍堂 2021.11
ペーター・ヴァン・デン・エンデ 岸本佐知子
sato sio さんの評価:
文章がまったくない絵本なので、最初の二人の人物の動きを見て「誰やねん」「何してるねん」と思いながら次のページをめくったら、圧倒された。
そのあとも動きが生々しかったり、厳かに佇んでいたり、よくみるとチャーミングなことをしているのを発見して「デヘッ」となったり。ラストの絵を見てもまだ続きがありそうな余韻。そしてまたあの絵をみたい、あの生物をみたい、とまたページを開く。夢に出てきてほしい本。
文章がまったくない絵本なので、最初の二人の人物の動きを見て「誰やねん」「何してる...
貸出不可(未所蔵)
(3人)
4. アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
河出書房新社 2021.11
カトリーン・マルサル 高橋璃子
sato sio さんの評価:
最近読む小説で格差社会を描くものが増えたので、経済をもっと知りたくて読んだ。今の経済の欠けている部分をフェミニズムで補完していて、それが理解しやすかった。「市場」を擬人化した文章のおもしろさなど、テンポがよくて読みやすい。
最近読む小説で格差社会を描くものが増えたので、経済をもっと知りたくて読んだ。今の...
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