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レビュー一覧 (3件)
dondokoさんの投稿レビュー/新ひだか町図書館
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1. ふたりの箱
クロード K.デュボア‖作 絵 小川 糸‖訳
ポプラ社 2010.9
dondoko さんの評価:
表紙に意味ありげな二人。訳者は「食堂かたつむり」の著者小川糸さんです。
お父さんと娘の切ない別れと再会を描いた一作。
逢いたくて仕方ない人に逢えなくなった時、誰でも心の中に箱を作ってそこに思いを閉じ込めてしまうものなのかもしれません。
こんな親子がもしかして増えているのかなぁとちょっと切ない気持ちになりつつ読了。
お子さんはもちろん、大人にもしみじみと心に訴えてくる暖かい絵を観ながら読んで欲しい一冊です。
表紙に意味ありげな二人。訳者は「食堂かたつむり」の著者小川糸さんです。お父さんと...
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(1人)
2. 秘事
河野 多惠子‖著
新潮社 2000.10
dondoko さんの評価:
「秘事」とは何なのか。
手に取られる方はそれが気になって手に取られるでしょう。
何が秘事なのかは実は、かなり早い段階で明かされます。が、その秘事を知らせるはずの相手にそれを知らせるのか、いつ知らせるのか、がこの一編のポイントになっているのでしょう。
ある一組の夫婦の人生の出逢いから別れまでを、過去や現在やある人生のひと時を行きつ戻りつ語ります。ストーリーはご年配向けでしょうね。
昨今流行りの比較的テンポが良くて展開の速いエンターテイメント性の高い小説を好む方には退屈に感じられるかもしれないので。
ラスト数ページに作者の(あるいは主人公の)伝えたかったことがぎゅっと詰まっています。この数ページを書くためにこの話はずっと紡がれてきたのだなということが最後にわかります。心に静かに染みます。
「秘事」とは何なのか。手に取られる方はそれが気になって手に取られるでしょう。何が...
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(23人)
3. 荒神
宮部 みゆき‖著
朝日新聞出版 2014.8
dondoko さんの評価:
宮部みゆきの時代物、タイトルからも察せられますが恐ろしい話です。
この化け物は人の思惑の醜さが産んだのでしょうか。悲しい兄妹の家族物語としても読めます。
大変面白いのですが、読間・読後は食欲は失せますのでご注意を(苦笑)
宮部みゆきの時代物、タイトルからも察せられますが恐ろしい話です。この化け物は人の...
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