◆新着おすすめ本 2018.6号

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一般書(文芸書)

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『母が若年性アルツハイマーになりました。』  イラストレーターN・ICCO著


明るくユーモアたっぷりで、レザークラフトの教室まで開いていた母が、物忘れがひどい事を気にして病院へ行ってみると、加齢による物と診断されました。しかし、その後、アルツハイマーということがわかります。本人も家族も変化していく母を受け入れられず苦悩します。介護してわかった事や専門用語がわかりやすく書かれています。どこの家にも起こりうることです。本を読んで他人事には思えませんでした。

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『ありえないほどうるさいオルゴール店』  瀧羽麻子 著  幻冬舎


北のはずれにある町のオルゴール店。そのお店には、心の中の音楽をオルゴールにできるという店員がおり…。このお店にやってきた人々にオルゴールはどんな音色を奏でるのでしょうか。読み終わった後は少しの涙とあたたかな気持ちになります。皆さんの心の中に流れている音楽は何ですか?

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『100歳の100の知恵』  吉沢久子 著  中央公論新社


前向きな人生指南に定評のある著者は今年100歳となります。いつも比較的ご機嫌に過ごすことができるのは「自分らしく生きる」という思いを持ち続けているからだそうです。快適な暮らしの極意、伝えたいおいしいものと新しいもののレシピ、更に楽しくほがらかに生きるコツを伝授してくれる1冊です。

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『時をめぐる幻想』  寺山修二 文  東京美術


「どんな鳥よりも想像力より高く飛べる鳥はいない。人間に与えられた能力のなかで、一番素晴らしいものは想像力である。」(寺山修司)

青森県近代美術館が所蔵する掲載先が不明の寺山自筆原稿を調べていくと、シチズン時計の当時の社内報に発表されていたことが判明されました。47歳という若さで亡くなった寺山修司ですが、正に「時」というものが想像を超えた様々なものに感じられます。現在活躍中の画家たちによる幻想的な絵画と一緒になって、まるで不思議な時間の国に迷い込んだような気持ちにれる一冊です。

 

一般書(実用書)

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『野草盆栽のつくり方』  栃の葉書房


野草で盆栽をつくる。ちょっと難しそうですが鉢や土の選び方から害虫対策まで丁寧に解説していて、これから盆栽を始めようと考えている初心者にぴったりの指南本です。また、季節ごとの山野草の風景写真も多数掲載されていているので、盆栽上級者にも創作のヒントが盛りだくさんです。

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『グレイヘアという選択』  主婦の友社


「白髪染め、いつやめようかしら?」「染めずにいたら老けて見えないかしら?」と迷っている方におすすめの1冊です。白くなっていく髪を染めずにグレイヘアを選択した女性たちが、その理由や成功の秘訣、簡単アレンジ方法やグレイヘアだからこそ似合うファッション&メイクを教えてくれます。

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『バイク 困ったときのお助けマニュアル』  枻出版社  


バイクは人間と同じでメンテナンスを怠ると調子が悪くなってしまいます。バイクの3大トラブル「バッテリー上がり」「パンク」「ガス欠」の解決術から始まり、各パーツの劣化への対処法、盗難対策、お手入れ方法などがカラー写真で解説されています。愛車との快適なドライブの前におすすめの1冊です。

 

一般書(その他)

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『ハゲを着こなす』  松本圭司 著  WAVE出版

 
20代後半になり、著者は自他ともに薄毛を認めたそうです。以来、約10年続けた「隠す」「増やす」の二者択一から、「魅せる」という第3の選択をしたことで人生は曇天から晴天へと変わったそうです。数々のタイプの薄毛に応じた着こなしや操りポイントも紹介されています。悩みを武器にして人生を変えた、勇気をもらえる1冊です。

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 『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』  ブルーノ・ムナーリ 著  萱野有美 訳  みすず書房


著者がヴィジュアル・コミュニケーションの講師としてケンブリッジにあるカーペンター視覚芸術センターで行った講義から生まれた本です。様々な国籍の学生に教えていたためか、多様な角度からデザインとはなにかと考えていて面白いです。後半は図での解説もありデザインを学ぶには参考になると思います。デザイナーと画家の違いについての考察も興味深かったです。

ヤング・アダルト(中高生向き)

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『カーネーション・デイ』  ジョン・デヴィッド・アンダーソン 著  久保陽子 訳  ぽるぷ出版


トファー、スティーブ、ブランドの担任のビクスビー先生がある日突然、ガンで入院してしまいます。信頼できる先生の「理想の最後の日」を実現させるために、3人は学校をさぼって、お見舞いに行くことにしました。人との出会いの大切さや3人の成長を描いた物語です。中高生の皆さんはもちろん、大人の方にも読んでほしい1冊です。

 

小学生向き

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『なきむし』  いまむらあしこ 作  にしざかひろみ 絵  理論社


転校生の勇気くんは、名前とは正反対の「なきむし」というあだ名を転校してきた初日につけられます。ですが、勇気くんの「なきむし」は、みんなが想像するようなただの泣き虫とは違います。本当の勇気や優しさについて考え、思わず目頭が熱くなるような作品です。児童書ですが、大人にも読んでみてもらいたい1冊です。

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『四人のヤッコ』  西内ミナミ 作  はたこうしろう 絵  鈴木出版


ヤッコは、ひとりっ子です。もしも双子だったら、代わりにピアノの練習をしてくれるかな?と思っていると、背中がぞわぞわっとして、気が付いたら、目の前にはもう一人のヤッコがいました。それから、次々とヤッコがあらわれ、ヤッコは四人になってしまいます。やがて本物のヤッコは・・・?!一体どうなってしまうのでしょう。

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 『戦争と安全のねだん』  藤田千枝 編  菅原由美子 著  大月書店


命はお金では、買うことが出来ません。では、命を守るもののねだんは、いくらするんでしょう。この本では、信号機1本のねだんは、約450万円です。交通事故を減らす色は、赤、黄、緑で世界共通です。消防自動車、駅の点字ブロック1枚のねだん、宇宙服、自衛隊、地雷、戦争、核兵器などのねだんがくわしく紹介されています。国連は、世界の国の平和と、豊かに安心してくらせることを目標にしています。日本の負担金は、世界で2番目に多い金額です。私たちが知らない社会がみえるねだんのはなしがシリーズになっています。

絵本

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『うどんやのたあちゃん』  鍋田敬子 さく  福音館書店


たあちゃんのうちは、商店街でうどん屋さんをしています。この商店街のすみっこには、家内安全、商売繁盛の神様である、「おいなりさま」がまつられていました。ある日、幼稚園から帰ってきたたあちゃんが、油揚げののった、おいしそうなきつねうどんを食べようとしていると、突然、男の子が現れました。「こんた」という名前の不思議な男の子と遊んでいると、こんたのお父さんもやってきて、三人はおいなりさまに吸い込まれてしまいます。たあちゃんは無事にうどん屋さんに帰れるのでしょうか?こんたとたあちゃんの不思議なお話です。

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『コップってなんだっけ?』  佐藤オオキ 著  ダイヤモンド社


皆さん、コップを日頃あたり前のように使っていますよね。日常的にあるものですが、改めて考えてみますと、コップとは何なのでしょうか。ふつう、という考え方はせず、どんなコップを使ってみたいか、どんなコップならば便利なのかについて、この絵本では探していきます。デザインという目線から、ありきたりなコップという存在について考え、すてきなアイデアを膨らませていきましょう。

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 『せかいでさいしょのポテトチップス』  アン・ルノー 文  フェリシタ・サラ 絵  千葉茂樹 訳  BL出版


現在では色んな味付けで売られているポテトチップスですが、最初に作ったのはどんな人でどんな形だったのでしょうか?この絵本は実在する人物をもとにして作られています。読んでるうちに塩味のポテトチップスがとても食べたくなりました。みなさんは、どんなポテトチップスが食べたいですか?

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『このねこ、うちのねこ!』  ヴァージニア・カール 作・絵  こだまともこ 訳  徳間書店


ちいさな白いねこが、自分だけの家を探しに旅に出ると、ななけんの家があるちいさな村を見つけました。しろいねこが家々をまわる度に、家の人はねこを気に入り「うちのねこになりなさい」と名前をつけました。ねこも村を気に入り、ねずみが出たら村から追い出したりしてすごしていました。ところがあるとき「ネズミが増えすぎたので、どの家にも一匹猫を飼わないといけない」という法律ができ、役人が調べにきました。村にはしろい猫しかいないので、大変です。村人たちは協力して、しろい猫をみんなの「うちのねこ」にしようとします。シンプルな絵柄も可愛らしい、楽しい絵本です。

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