◆新着おすすめ本 2017.11月号

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一般書(文芸書)

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『自由を盗んだ少年』  金革 著  金善和 訳  太田出版


脱北して北朝鮮から「生還」した少年の手記です。4歳の時に母を亡くし、父からは体罰を受け、継母との確執があり、7歳の時からはストリートチルドレンとして生きてきました。孤児院の生活のなかでも栄養失調だったりと、信じられない生活が続きました。なんとか韓国へと脱出して、やっと夢がもてるようになったのです。自由に夢や目標がもてるようになると本当にいいなと思いました。

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『猫でござる』  柏田道夫 著  双葉社


猫が登場する時代小説シリーズの第一弾です。猫好きにはたまらない、かわいい猫の表紙に思わず手が伸び、作中も猫の登場するシーンには思わずニヤリと笑みが浮かんでしまいます。ほろりと胸が熱くなるシーンもありますが、蚤取り屋のお玉や、猫小僧・成郎吉など人間味溢れすぎる人間たちの都合に翻弄され、楽しい時も悲しい時も猫は猫であり続ける!いつの時代も猫は人の心を魅了してやまないのだな…と無性に猫を“モフモフ”したくなる一冊です。

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『お人好しの放課後 御出学園帰宅部の冒険』  阿藤玲 著  カバーイラスト・456  創元推理文庫

 

皆さんは、高校生の時にどんな部活動をしていましたか?この本の主人公が所属する部活は「帰宅部」です。帰宅部といっても、ただ自宅に帰るだけではありません。成績は平均以上が求められ、通学区域で社会奉仕を行う、立派な部活動なのです。そんな帰宅部の「御出線B班」に所属する7人が、学校や地域での活動を通して繰り広げる物語です。

 

一般書(実用書)

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『人気ブロガー・横着爺さんのかんたん水耕栽培 決定版!』  伊藤龍三 著  主婦と生活社


家庭菜園の人気ブロガー・伊藤龍三氏による水耕栽培の方法について取りまとめた一冊です。100円グッズやコンビニの空容器などの不用品を活用した栽培方法は、初心者でもわかりやすい内容で掲載されています。栽培する作物もレタスなどの葉もの野菜からジャガイモなどの根菜類、小玉スイカやパパイヤなどバラエティに富んでおり、とても参考になります。

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『日本茶のさわやかスイーツ』  本間節子 著  世界文化社


煎茶やほうじ茶の茶葉を使った、スイーツレシピが載っています。プリンやロールケーキなど幅広いレシピが取り上げられており、どれもきれいで美味しそうです。紹介されている煎茶のスコーンは、すり鉢で細かくした茶葉を生地に加えて作ります。実際に本を見て作ったところ、ほんのりお茶の香るスコーンが出来ました。茶葉を使うことで特別感がアップします。ぜひ本を読みながら挑戦してみてください。

 

一般書(その他)

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『伝承折り紙事典』 ブティック社


折り紙の定番の花や動物などが全部で102点紹介されています。全ての折り紙の基礎が詰まった1冊です。コマや、ぱっちりカメラなど、折り紙で遊べるおもちゃの折り図もあります。親子はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に作って遊ぶのにもおすすめです。便利に使える入れ物の折り図もあるので、手元に置いておきたくなる本です。

ヤング・アダルト(中高生向き)

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『話し方ひとつでキミは変わる』  福田健 著  PHP研究所


現在は、簡単にメールで相手とやり取りをすませることが多く、会話が苦手という人も多くいます。友達や先輩、後輩、先生、初対面の人に対して、相手の立場に立って言葉を使っていますか?「です、ます」を語尾につけるだけでも、ていねいな言い方になり人間関係がスムーズに運ぶこともあります。相手と上手にコミュニケーションをとる方法として、聞き上手であったり、先手あいさつだったり、ていねいな言葉を身につけることなど、いますぐ役立つポイントリストが5章に分かれて、分かりやすく解説されています。

 

小学生向き

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『おいしくたべる』  松本仲子 監修  朝日新聞出版


毎日みんながあたりまえのようにしている「たべる」こと。おなかがすいたから、おいしいから、大きくなるために必要だからですよね?でもこの本を読むと「たべる」気持ちが変わってきそうです。「たべる」ことについてのいろいろなことが、まじめに、楽しく、おもしろく紹介されています。忍者のひみつの保存食で一日分の力がわく兵ろう丸(ひょうろうがん)のつくりかた、こおりバナナのつくりかた、まぐろのさしみでうま味の実験など、盛りだくさんです。

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『ブルちゃんは二十五ばんめの友だち』  最上一平 作  青山友美 絵  新日本出版社


一年生のたけしはずぶねれの雨の中、手にだいじそうに、でっぷりとしたひきがえるを、ひろってきました。友だちはビックリ。みんなで相談して25番目の友だちということで水そうで大切に飼うことにしました。そして一学期がおわるころみんなで池に返してあげました。夏の思い出です。子どもの頃かえるや、ざりがにをとってきては遊んだ頃を思い出した、なつかしい本でした。

絵本

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『かわいこちゃん』  高畠じゅん子 作  BL出版


いぬのクンクンのさんぽでやってきた公園で、おかあさんがはなちゃんに「かわいいこがいるね」と言いました。クンクンもちょうちょもチューリップも、みんなが自分のことだと言いますが、さて、おかあさんは誰のことを「かわいいこ」と言ったのでしょうか。誰もが誰かのかわいこちゃん、だということをあたたかく教えてくれるやさしにあふれた絵本です。

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『ちがうちがう』  accototo ふくだとしお+あきこ 作  大日本図書


夜ねむるまえ、おふとんに入って電気を消すと、子どもたちの想像力はときに昼間よりふくらんでしまうみたいです。ヒューヒュー聞こえる音は、なんの音?まさか、おばけ?大人ならきっと少し懐かしい、小さな頃に眠る前一度は体感したことのあるような場面、そして子どもたちはドキドキしながら続きを読みたくなるような、好奇心がそそられる夜の絵本です。

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『すっぱりめがね』  藤村賢志 作  教育画劇


「すっぱりめがね」とは、「すっぱり」中身が見えてしまうめがねのことです。さぁ、すっぱりめがねをかけて身の回りにある物の中をのぞいてみましょう。ラーメン、腕時計、ピアノ、車…。「すっぱり」切られた断面図はとても緻密に書かれています。サッカーボールと野球ボールを比べてみると、同じボールでも中身は全然違うんです。ちいさなお子さんでも絵を見ながら楽しめる本です。

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『わたしがノーベルしょうをとったわけ』  ナカオマサトシ 作  ドーリー 絵  フレーベル館


好きなことをとことんつきつめたら大きな成果が待っている!未来の小さな科学者たちへ贈る科学絵本です。「わたし」の『メロウかんさつにっき』はとっても楽しそうで思わず自分も何かやってみたくなるはずです。子どもの意欲を大人が評価してそれに付き合い見守ることの大切さも教えてくれます。

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