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甲斐市立図書館
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レビュー一覧 (149件)
はるちゃんさんの投稿レビュー/小郡市立図書館
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図書
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(4人)
101. 地下の鳩
西 加奈子‖著
文藝春秋 2011.12
はるちゃん さんの評価:
【地下の鳩】▲
大阪ミナミでキャバレーの呼び込みをする男、吉田と
素人くさいスナックのチーママ、みさをの恋物語。
自意識過剰でプライドの高い吉田にウンザリするし、
盛り上がりや感動の場面はなく、淡々と進むストーリーで、
苦手な部類の小説なのに、なぜか読み進めてしまう。
【タイムカプセル】○
おかまバーのママ、ミミィが主人公。
子どもの頃、激しいイジメにあった過去を持つ。
常連客の〔菱野〕もまたイジメ遭っていた事を知り
その加害者を刺すという傷害事件を起こす。
表題作の【地下の鳩】より【タイムカプセル】の方が
心に響いた。
【地下の鳩】▲大阪ミナミでキャバレーの呼び込みをする男、吉田と素人くさいスナック...
図書
(1人)
102. 笑いの果てまでつれてって
西田 俊也‖著
徳間書店 2009.10
はるちゃん さんの評価:
主人公の売れない漫才師が稚内の老人ホームでの
ステージに立つため自殺未遂を起こした元・相方と
父親、バイト先で知り合った女性とともに
大阪から車で目指すハートフル小説。
売れない漫才師という設定なので仕方がないのかも
しれないが、特に笑える会話があるわけではない。
タイトルと表紙で期待してしまったので、
せめて情景描写で所々笑いが取れる内容だったら
メリハリがあってもっと良かったと思う。
主人公の売れない漫才師が稚内の老人ホームでのステージに立つため自殺未遂を起こした...
図書
貸出可能
(7人)
103. きっと誰かが祈ってる
山田 宗樹‖著
幻冬舎 2017.9
はるちゃん さんの評価:
乳児院の保育士を描いた作品。
母親の同様の愛情を注がねばならないが、決して母親になってはいけない、
担当した子どもが里親に引き取られる時の身を切られるような寂しさ等々の葛藤には涙が溢れた。
ただ残念なのが、中編小説として書かれた事。
主人公が初めて担当した子どもが虐待を受けていると知ったくだりから、助け出すまでが余りにもトントン拍子で進み、
こんなに都合よく行くわけがないと、しらけた気分になったのが実に勿体ない!
長編小説で、じっくり書き上げたら絶対にもっと良くなっていたと思う。
乳児院の保育士を描いた作品。母親の同様の愛情を注がねばならないが、決して母親にな...
図書
(5人)
104. 夏と花火と私の死体
集英社文庫 乙一‖著
集英社 2000.5
はるちゃん さんの評価:
【夏と花火と私の死体】
たった2歳上の小学生の男の子が
死後硬直が始まっているはずの9才の女の子の
死体を運べるものか、
真夏に死後2日も経過した死体を押入れに隠し、
そこを開けた母親が臭いに気が付かない訳がないのではないか
· · ·と、矛盾を感じる所もいくつかあるが、
表現力や構成がとても16歳の時に書き上げたとは
思えない完成度。
【優子】
こちらは乙一が17歳の時に書いた作品で
【夏と花火と· · ·】より更にホラー色が強い。
家政婦の清音は主人の政義が溺愛する妻、優子は人形である事を知らせるため、優子に火をつける。
しかしそれは清音が誤って食べたベラドンナという木の実による幻覚で、実際は生身の人間だった!
だがこれも清音1人で生きた人間を簡単に庭まで運んで
火をつけられるものなのか、
政義の話を聞く医者の微妙な態度から、実際は政義の
妄想だったのではないか
· · ·等々、色々な解釈が出来る。
旧家の描写といい、謎を含んだ終わり方といい、
乙一の恐ろしいまでの才能を感じられる。
【夏と花火と私の死体】たった2歳上の小学生の男の子が死後硬直が始まっているはずの...
図書
貸出可能
(4人)
105. 直線の死角
山田 宗樹‖著
角川書店 1998.5
はるちゃん さんの評価:
一気に読む事が出来る作品だが、
面白かったからというより
・交通事故を装った殺人事件
・被害者の妻が犯人
というのが冒頭で分かる、新鮮味に欠ける内容だったからだと思う。
またヒロインが容姿端麗で仕事も有能、性格もいいが
エイズ感染者で職場を追われたという辛い思いを経験した上、
主人公に恨みを持つ男から強姦されるのという悲惨な目に遭ったというのに、あまりにも優等生的な態度がとても不自然で不快。
一気に読む事が出来る作品だが、面白かったからというより・交通事故を装った殺人事件...
貸出不可(未所蔵)
(19人)
106. 後宮の烏
集英社 2018.4
白川紺子
はるちゃん さんの評価:
中国の後宮を舞台にしたミステリー。
妖術モノで、登場人物が全員容姿端麗という、
どちらかというと中高生向きの内容(漫画化もされている)だが面白かった。
続編が出ているようなので読んでみたい。
中国の後宮を舞台にしたミステリー。妖術モノで、登場人物が全員容姿端麗という、どち...
図書
貸出可能
(15人)
107. 大人は泣かないと思っていた
寺地 はるな‖著
集英社 2018.7
はるちゃん さんの評価:
・大人は泣かないと思っていた△
・小柳さんと小柳さん○
・翼が無いなら跳ぶまでだ◎
・あの子は花を摘まない△
・妥当じゃない◎
・おれは外套を脱げない△
・君のために生まれてきたわけじゃない✕
・大人は泣かないと思っていた△・小柳さんと小柳さん○・翼が無いなら跳ぶまでだ◎・...
図書
貸出可能
(6人)
108. 正しい愛と理想の息子
寺地 はるな‖著
光文社 2018.11
はるちゃん さんの評価:
特につまらない訳ではないが
〔ビオレタ〕が読み返したくなるくらい面白かったので、
どうしても評価が下がってしまう。
寺地はるなさんの作品で最初に読んだのがこれだったら
他の作品には手を出さなかったかもしない。
特につまらない訳ではないが〔ビオレタ〕が読み返したくなるくらい面白かったので、ど...
図書
貸出可能
(7人)
109. ビオレタ
寺地 はるな‖著
ポプラ社 2015.6
はるちゃん さんの評価:
会社を辞め、結婚直前だった主人公 妙はいきなり婚約者から別れを告げられる。
道端で泣いていた妙に偶然通りかかった菫は厳しい言葉を次々になげつけながら、自分の営む雑貨屋〔ビオレタ〕へ連れて行き、アルバイトとして雇う。
登場人物がそれぞれ優しく、ユーモアに溢れ、心温まる作品。
菫さんが妙に言った
「相手の返答をいちいち予想する その鬱陶しい癖を直したら良いと思うのよ」が、
自分に向けられた言葉のようでハッとした。
会社を辞め、結婚直前だった主人公 妙はいきなり婚約者から別れを告げられる。道端で...
図書
貸出可能
(7人)
110. リアルプリンセス
寺地 はるな‖著 飛鳥井 千砂‖著 島本 理生‖著 加藤 千恵‖著 藤岡 陽子‖著 大山 淳子‖著
ポプラ社 2017.1
はるちゃん さんの評価:
寺地はるな
〔鍋かぶり〕◎
主人公が講演会で自分が鍋をかぶった理由と
その後の人生を語る。
ユーモアのセンスが秀逸!
他の作品も読みたくなった。
飛鳥井千砂
〔歩く12人の女〕✕
島本理生
〔ラプンツェルの思い出〕○
加藤千恵
〔正直な彼女〕✕
藤岡陽子
〔あの人は海を捨てた〕△
大山淳子
〔夢のあと〕◎
順風満帆に生きてきた主人公が事故に遭い
38年も昏睡状態に。
夢の内容が変わるたびに花の香りがするのには
理由があった。
ハッピーエンドで心温まる作品。
寺地はるな〔鍋かぶり〕◎ 主人公が講演会で自分が鍋をかぶった理由と その後の人生...
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