甲斐市立図書館

一気に読みました。逃げる先々，あたたかい人ばかりで，気持ちが救われました。昨今，読んでてつらくなったり，せつなくなったりする小説が多いなか，ほっとする小説に出会えて良かったです。逃げる意味がわからないなどの細かい突っ込みを聞いたことがあり，それもそうだとは思いますが，町の美しい情景や人々との心のふれあい，読み終えての安心感等，薦めたくなる良い小説だと思いました。

一気に読みました。逃げる先々，あたたかい人ばかりで，気持ちが救われました。昨今，...

　先が読みたくてたまらず，一気に読んでしまった。幸が頑張って成功させたり，美しく育っていく様がうれしい。それに比べ，だらしない男に腹がたつ！！！

　先が読みたくてたまらず，一気に読んでしまった。幸が頑張って成功させたり，美しく...

　高田郁さんの時代小説は｢みおつくし料理帖｣も大ファンでしたが，こちらもはまってしまいました。幸の不運には切なくなりますが，知恵で乗り越える様に元気をもらえます。番頭さんを初め幸をとりまく人物が幸の良さに気づき，幸が認めてもらえ，ほっとします。意地悪な人が登場しないのも良いです。
　時代背景，あきないや生地について等わかりやすく，その世界に入り込めました。著者がよく調べ勉強して丁寧に書いてるって感じで，高田氏をますます好きになりました。

　高田郁さんの時代小説は｢みおつくし料理帖｣も大ファンでしたが，こちらもはまって...