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Reviews written by この本読んで(一般書)/甲斐市立図書館
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1.失格でもいいじゃないの
太宰治の罪と愛 講談社選書メチエ 779 千葉 一幹‖著
講談社 2023.2
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「正義と微笑」を中学の頃はじめて読んだ太宰さんの小説。それから、人生の折々に
読んできた。その答えが、次の言葉で集結される。そうだったんだ、と思える本。大学教授が書いた評伝なので、難解なところも沢山あったが、とても良かった。「人は強く、雄々しく生きたいと望んでも、そうなれず、弱々しくしか生きられない自分がいる。」
「正義と微笑」を中学の頃はじめて読んだ太宰さんの小説。それから、人生の折々に読ん...
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2.認知症世界の歩き方
認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら? 筧 裕介‖著 認知症未来共創ハブ‖ほか監修
ライツ社 2021.9
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認知症看護認定看護師として活動しています。
この本は認知症をもつ本人の目線で日常生活を表現しています。
脳の病変により、日常生活や物事の感じ方、人との関わりに変化が生じます。
本人が何に困っていて何を支援してほしいのか。知る事を当事者は一番に求めています。すごく分かり易い文面なので是非読んで欲しいです。
認知症看護認定看護師として活動しています。この本は認知症をもつ本人の目線で日常生...
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3.グリマー・クリークの奇跡
ステイシー ハックニー‖作 渋谷 弘子‖訳
評論社 2022.10
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この本を手にとったのは表紙の美しい色彩に魅せられたから。
主人公は映画監督を目指す12歳のロージー。
「奇跡」のナゾを解明すべくドキュメンタリー撮影に挑む。
「奇跡」は誰にも起こりうるもの…。
この本を手にとったのは表紙の美しい色彩に魅せられたから。主人公は映画監督を目指す...
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4.813 [正]
ルパン傑作集 1 新潮文庫 モーリス ルブラン‖著 堀口 大学‖訳
新潮社 1981
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「ルパン」との出会いは小学校5年生。
訳者の南洋一郎さんに友だちとファンレターを書いた。
この夏、『813』が目にとまった。なつかしい。
書評に「大人でも楽しめる」とあった。
一気に読了。昔読んだ子ども向けの「ルパン」とは違っていた。怪盗紳士が紳士強盗となっていたり。
しかし、ワクワクは変わらない。
「そんなコーヒーのまないで、ルパン!」と思わず言ってしまったり(笑)
“L.M”の正体も、全く忘れていた。
大人も、もちろん子どもも読んでほしい本です。
「ルパン」との出会いは小学校5年生。訳者の南洋一郎さんに友だちとファンレターを書...
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5.キリンの首
ユーディット シャランスキー‖著 細井 直子‖訳
河出書房新社 2022.7
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子どもの頃からキリンが好きだった。
顔のないキリンの表紙に思わず手にとった。
キリンは淘汰の象徴?!
自信満々な主人公にも大きな悩み。
一気に読ませるおもしろい本でした。
子どもの頃からキリンが好きだった。顔のないキリンの表紙に思わず手にとった。キリン...
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6.「悪」と戦う
高橋 源一郎‖著
河出書房新社 2010.5
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たやすく悪と迎合する強盗殺人。
どうして悪い心が育つのか?毎日のニュースに心が痛みます。
なんななかタイトルに惹かれ、一気に読了。
答えはでませんでしたが、おもしろい本でした。
たやすく悪と迎合する強盗殺人。どうして悪い心が育つのか?毎日のニュースに心が痛み...
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7.やさしい猫
中島 京子‖著
中央公論新社 2021.8
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タイトルと温かみのある装丁からは想像できない入国管理制度、難民問題といった少々重いテーマ。
オーバーステイで収容されてしまうスリランカ人クマさんに降りかかる様々な困難を家族の愛や周囲の人々のサポートで乗り越えていく展開に引きこまれた。
高校生マヤの視点で書かれているので、読み易い。
日本は外国人の労働力に支えられているのにこんな冷遇ありか?…と途中読むのが苦しくなるが、最後に希望の光がある。
読み終えたら、装丁の色鉛筆の街並みが「別物」に思えるはず。
タイトルと温かみのある装丁からは想像できない入国管理制度、難民問題といった少々重...
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8.ペンギンの憂鬱
Crest books アンドレイ クルコフ‖著 沼野 恭子‖訳
新潮社 2004.9
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戦争をしてうる国、ウクライナの作者。
渾沌として不透明な世の中。
そんな今になんかぴったり。
「つらい生のほうが楽な死よりましだ」という僕。
「憂鬱症」のミーシャのファンになった。
戦争をしてうる国、ウクライナの作者。渾沌として不透明な世の中。そんな今になんかぴ...
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9.エルメスの道
新版 竹宮 惠子‖著
中央公論新社 2021.3
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有名ブランド・エルメスの社史として描かれた竹宮 惠子による漫画です。
1997年に出版されたものに新しい3つのスピソードが加えられています。
中でも、スカーフ制作のエピソードは、圧倒されます。
読んだら、県立美術県の向かいの甲府ミュージアムハウスで、エルメスのスカーフを見ると感動します。
有名ブランド・エルメスの社史として描かれた竹宮 惠子による漫画です。1997年に...
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10.木曜日にはココアを
青山 美智子‖著
宝島社 2017.9
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あるカフェに毎週木曜日に来て、ココアを注文する女性と、彼女が気になっているカフェの店員から始まる連作短編集。人は自分で気付かなくても、人に影響を与えていることに再認識させられました。温かいココアを飲んだように、ほっこりする作品です。肩の力がぬけ、気持ちがほぐれること間違いなし!です。
あるカフェに毎週木曜日に来て、ココアを注文する女性と、彼女が気になっているカフェ...
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講談社 2023.2
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ライツ社 2021.9
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評論社 2022.10
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河出書房新社 2022.7
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河出書房新社 2010.5
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中央公論新社 2021.8
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中央公論新社 2021.3
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宝島社 2017.9